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海外にいてお子さんのことで不安になることは、せっかく覚えたことば、帰国したらどうなる?

今はかなりの数の国で日本人学校が設立されております。

世界中で日本人学校は89 校ありますが、その内の36 校(40%)がアジアにあります。中国にはなんと10 校もあり、世界で最も児童生徒が多い学校の一つであるバンコク日本人学校には約2,700 人、シンガポール日本人学校にも約2,200 人が通っています。(海外赴任navi)

そうした国であれば赴任しても現地の学校やインターナショナルスクールにお子さんを入れずにそのまま日本人学校に通わせる例が多くなってきています。

ただし家庭によっては、せっかく海外に赴任する機会に恵まれたのだから、お子さんには現地のことばや英語を身につけてもらいたいと言う例も多いです。

そうしたご家庭の場合、せっかく身についた言語も帰国してからキープできるのか、と言う不安に駆られます。

英語であれば、今は英会話学校も多いですし、何かしらの方法でキープできます。もちろん滞在していた年数やお子さんの年齢によって具体的にその方法は変わってきますが、今はYouTubeもあり、英語のコンテンツを耳にするチャンスは本当にわたしの頃と違って多くなってきてキープしやすくなっています。

これがわたしのように、英語ではない言語を身につけた場合は正直難しい面はあります。
ただしご家庭でできることは、実はあるのです!

お子さんが身につけた言語に触れる機会は多くなくても、滞在していた時のことを常に思い出させ忘れさせないようにすることで意識を向けることでキープ力は違ってきます。

わたしの場合も、親はよくその頃のことを話したり、写真を出してきたり、ドイツ時代の友達と文通するように促されたりしてくれました。
そうしたことでドイツを常に意識していたことが言語力をキープする要因になっていました。

ただし!帰国してからお子さんのことで覚えて欲しいことが実はふたつあります!!

子供は覚えるのも早いですが、忘れるのもあっと言う間です。

つまり、何もサポートしないとあっと言う間に言語力は落ち全く話せなくなります。

不定期にでもいいので、英語であれば、英語の本を目の前で声を出させて読ませてください。そして発音が変と思ったら学校の様子を聞いてあげてください。

今は小学校から英語を教えてくれる学校が公立の学校でも増えてきています。身につけた英語ですからそうした授業では当然スラスラと読み書きができます。
読みとなると発音が全く違います。
ところが子供と言うのは残酷なもので、そうした発音を周りの子が聞いた途端、妬みからいじめが始まることがあります。
そうなるとお子さんはいじめを避けようと、突然発音をわざとカタカナ英語にしたりして英語のことを忘れようと頭の中で自動的に排除しようとします。
そうなってしまうと、せっかく身についた英語も逆に嫌いな言語になってしまいます。

そうならないように気を付けてあげてください。

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