”出会いと別れの春”に聞きたいブッダの言葉
春は出会いや別れの季節ですね。
好きな人や嫌いな人との出会いや別れがあり
心が忙しなく、疲れたりもしてしまいますよね。
子育て中の皆さんは、自分自身の職場環境と、子どもの新年度が重なり
尚更だと思います。
そんな春にぴったりのブッダの言葉を学んでみましょう。
こんにちは！
子どもと歩む人生に真剣に向き合う
子育てサロンPaOです🌿
記事に遊びにきてくださりありがとうございます！
本日は先生をお招きしてLive放送をしましたので
先生に教えていただいた話をまとめます。
放送はこちらです！
出会いと別れはどうしようもない？
さて、今日のテーマは「出会いと別れの春」です。
今日は、そんな春に学びたい仏教の言葉
「縁」
について、先生に教えいただきました。
仏教の古典である「歎異抄」という本に
このような言葉があります。
つくべき縁あれば伴い、離るる縁あれば離るる
（歎異抄）
「ずっと一緒にいたい」と思うから一緒にいるのではなく
一緒にいる縁があるから一緒にいる
「離れたい」と思ったら離れるのではなく
離れる縁があれば離れる
という意味です。
つまり、今一緒にいる人（環境）や、離れたい人（環境）との関係は
私たちのどうしようもないところで
縁というものによって変わってしまう。ということです。
一緒にいたい、いたくない、という思いに関係なく、
出会いや別れが訪れるのは世の常なのですね。
出会いと別れの「縁」について
袖触れ合うも多生の縁
という言葉があります。皆さんも一度は聞いたことのある言葉かもしれませんね。
仏教では、私たちの人間としての一生は
これまで遠い遠い昔から生まれ変わり死に変わりしてきた中の
一つの生であると教えられています。
何度も何度も生まれてきたことを「多生」と言います。
「袖触り合うも多生の縁」という言葉は、
今の人生で出会う人との「縁」というのは、
たとえ「袖が触れ合う」程度の出会いでも、
（昔の人の服のことなので、今で言うと「道ですれ違う」とか
「電車で隣に座る」ようなことになります。）
自分が人間として生まれる前の遠い遠い昔から縁があっての出会い
ということです。
まして、親子、親友、夫婦というのは、
昔からよっぽどの縁（関係）があった人たちになります。
今の人生で出会う全ての人は、遠い昔からの縁があって、
「やっと、また（この人生でも）会えたね」というものである
と考えられるのです。
前世や来世という話にはあまり馴染みのない方もいるかもしれませんが、
遙か昔から何度も関わってきた人と今の出会いがあると考えると、
一つ一つの出会いがとてもドラマチックな感じがしますよね。
嫌いな人も同じです。
過去からよっぽど関係のあった人だと思うと、
好きにはなれないかもしれませんが、
また感じ方も変わりますよね。
出会いと別れの「苦しさ」について
仏教では、人生の苦しみを「四苦八苦」と教えられていて
その中に、以下の苦しみがあります。
愛別離苦（愛する人や場所とお別れすること）
怨憎会苦（嫌な人、嫌いな人と会わないといけない）
好きな人とずっと一緒にいられない苦しみや
嫌いな人と一緒にいなければいけない苦しみは
古今東西変わらず、重い重い悩みごとなのですよね。
なんと言っても、人生の８つの苦しみの中の２つなのです。
いかに、出会いと別れが大きな出来事か、わかりますね。
どんな縁も続かない
ここまで学んできてわかるように
「縁」と言うものは、良くも悪くも、いつまでも続きません。
今、春の環境の変化に心が疲れている方には
「縁は続かない」ことをよく知っていただきたいです。
離れるべき縁が来たら離れないといけないんだなと思うと
「今を大事にしよう」と思えますし、
雑であったり失礼な態度を取らないで済みます。
嫌な人に対しても「そのうち離れる」と思っていれば
多少楽になりませんか？笑
好きな人との縁も、永久に続くわけではないことを知って
今ある関係を大事にしたいですね。
終わりに
ここまでいかがでしょうか？😊
出会いや別れで心が疲れるのは、古今東西変わらない人間の悩みです。
今日は「縁」というブッダの言葉を通して
そのことを学んでみました。
子育てハッピーサロンPaOでは、このように、
ブッダの言葉、仏教の教えから
子育て中の心に寄り添う内容について
発信しています。
参考になった、ならなかった、
感想、質問、ご意見などなど、
何かありましたらぜひコメント頂ければ嬉しいです。
これからも試行錯誤して、
居心地良く、学び多い、癒しの場を作っていきたいと思っていますので
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ラジオでは、今日のテーマに関わるメンバーそれぞれのエピソードや
関係ない雑談も色々放送しています。
子育て中の皆さんに共感いただける内容と思いますので、
ぜひラジオもお聞きいただけたら嬉しいです。
それでは、次回もお楽しみに！
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