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「生き急いでるんじゃない。今を生きてるんだ」ー ごねちの価値観はどう活きているのか。

あの人はどのような価値観を持って生きているのだろう。
4月にスタートしたPOOLO JOBでは、「旅を複業にするスタート地点」として3ヶ月間でライティングや写真、SNSブランディング力を身につけます。現在、受講生50人が毎週ある講義を受け、SNS課題やnote課題に取り組んでいます。
今回は、受講生の後根実佳(以下、ごねち)さんに自身の価値観や旅の原体験やPOOLO JOBの参加理由などをお聞きしました。

ごねち
東日本大地震でのボランティア活動を通して、現在の価値観が形成されました。やりたいことはすぐにやる、という今を大切に生きているごねちさんは夢を追い求めるために旅やバイトなどたくさんの経験をしてきました。
現在(インタビュー当時:23年4月)はピースボートという客船に乗って世界一周をするためにニセコでリゾートバイト(以下、リゾバ)をするなど、世界一周へ向けて準備をしています。就活をしていたごねちさんですが、ある出来事をきっかけに今やりたいことは別にあると考え、自分に合った生き方を模索してきました。


価値観形成に影響を与えた震災のボランティア活動

ー ごねちさんの大切にしている価値観である「思い立ったらすぐ行動」というものはいつごろに形成されたんですか?

(ごねち)
思い立ったらすぐ行動するという傾向は昔からあったような気がします。
しかし、この価値観をより強固にした出来事は、大学の一年生のときに経験した東日本大地震で被害を受けた宮城県の災害復興のボランティア活動だと思います。そのボランティア活動には3泊4日でいろんな大学から学生が参加していました。男女別れてペンションに泊まるわけですが、私が一番年下だったので自分の話を聞いてくれたり、多くのチャレンジを歓迎してくれたり、とにかく可愛がってもらってました。
そのときにいろんな挑戦をして失敗をしても受け入れてくれる年齢だったということもあり、若いうちにいろいろなことを経験しておいた方がいいのではと思うようになりました。それが思い立ったらすぐ行動をするきっかけになった出来事です。

旅をライフスタイルにするということ

ー そのあとはやりたいことを叶えるためにいろんなところを旅してきたと思いますが、どこの国が一番良かったですか?

(ごねち)
圧倒的にセブ島です。セブ島にいる人は観光客、現地の人関係なく全員フレンドリーなんです。観光をしていると相手から「おはようございます」や「可愛いね〜」など知っている日本語で話しかけてくれて、そこからどんどん会話が進んでいくので誰と喋っていても楽しいです。フィリピン人に「親切だね」と言うとすごく喜んでくれました。あと、セブ島に初めて行くならグループで行くのがおすすめです。相手がとてもフレンドリーなのでグループで行ったほうがわいわい楽しめると思います。
また、人だけでなく売っている物もとてもかわいいです。カゴバッグはポップな色が使われていたり、アクセサリーも貝殻やビーズが使われていたりするのでとてもかわいいです。移住したいなって思っちゃいました。

ー 今はやりたいことのジャンルは旅が多いと思うんですが、旅は昔から好きでしたか?

(ごねち)
旅が好きになったきっかけは、高校生のころにおばあちゃんの家によく帰省していたことです。私のおばあちゃんの家は当時住んでた場所からとても距離が離れていて、田舎にありました。そこで将来は地域に貢献できる仕事をしたいなと思うようになり、それが観光や旅行などにも関わってくるため旅行に興味を持ちました。当時は受験やバイトで忙しかったので自分のお金でどこかに旅行をするという自由はなかったです。
しかし、大学生になると自分のお金でどこにでも行けるようになり、いろんなところに行きたいという気持ちが爆発しました。

ー その体験からたくさん旅をするようになったんですね。旅に関わる活動をしていて大きく考えが変わった経験などありますか?

(ごねち)
はい、あります。大学2年生のころにピースボート(客船で世界一周の旅ができるプログラムを提供している)を知り、旅をライフスタイルに取り込みたいと思いました。ピースボートの説明会に参加したときにこれで世界一周をしたいと思うようになり、多くの人と出会い関わっていくうちに考え方が変わりました。
最初は、就活も卒論も全てしっかりと終わらせて大学4年生の夏にピースボートに乗ることを考えていました。しかし、就活を途中で辞めた人や同世代、歳が違う人などいろんな人と関わっていくうちに、今就職することが必ずしも正解ではないし、その当時やっていた長期インターンもなぜかしっくりこないなと思うようになり、就活をやめて旅をしながら暮らしていきたいなという考え方に変わりました。
将来はフリーランスやアドレスホッパーとしてどこでも働けるように生きていきたいです。

POOLO JOBとの出会い

ー そんな考え方をしていたときに出会ったのがPOOLO JOBだったんですか?

(ごねち)
はい、そうです。せっかくピースボートで世界一周するんだったら何かスキルが欲しいなと思っていました。そんなときにPOOLO JOBの広告を見つけました。タイミング的にも今から受講すればピースボートに間に合うし、その前にスキルを身につけておくのがベストかなと思いました。最初は具体的にどういう講義をやるのか分からず、説明会に参加する時間を取ることも難しかったですが、思い切ってとりあえず 申し込んでみました。

ー 「思い切って申し込む」というところにも価値観が表れていますね。実際にPOOLO JOBに入ってみていかがですか?

(ごねち)
参加するまで何もわからなかったので、入ったあとに初めてライターなど執筆活動をメインで行うことを知りました。課題が多いのが不安でしたが、ためになる情報がとても多く、自分でnoteを書いていた時も「書くの好きかも」と感じることが多かったので今はとても満足しています。
また、トラベルクリエイターは定義がまだ定められてる分野じゃないと思うので、ある程度 ライターなどの基本的なスキルを身につけてから、将来的には動画制作やデザインなど自分の興味のある分野や違うジャンルに広げていきたいです。なので今はクリエイターになるための基礎を固める期間にしたいです。

ー 「とにかく今やりたいこと」を叶えるためにたくさん行動していると思うのですが、周りの友だちからはどんなふうに見られてますか?

(ごねち)
私は「今が大事」と思っているので、たまに友達から「若いのに生き急いでるよね」と言われることがあります。やりたいと思ったときにやろうと思ってしまい、「とりあえずやろう」と詰め込んでしまうことがあるからそう言われるんだろうなと感じます。
旅だけではなく、例えば自分がしているバイトが「ブラックだから変えたいんだよね」と友だちに相談している間に次のバイトを見つけて応募したことがあります。普通であれば、「バイト辞めたい」とか友だちに相談することはあっても、結局その環境に身を置いたままにしてたり、行動が遅くなってしまうことが多いと思いますが、私は思い立ったらすぐ行動に移してやりたいことを全部やってます。
だから「生き急いでるんじゃない。今を生きてるんだ」と思いますね。

ー 最後に、今現在はニセコでリゾバ(リゾートバイトの略)をしているんですよね。

(ごねち)
はい、7月中旬までニセコでリゾバをする予定です。12月からのピースボートに乗る前に、語学力向上ために留学という選択肢もあったのですが、ニセコでリゾバをすれば準備資金を貯めながら語学力向上にもつながると思い、海外の人が多いニセコでリゾバをしています。
そのリゾバが終われば、残りは地元でバイトでお金を稼ぎながらピースボートでは残りのポスター貼りをします。(ピースボートでは、居酒屋やレストランなどのお店に貼る宣伝用ポスターの枚数によって基本代金が減免される。基本代金は約100万円だが、ポスターを4000枚ほど貼れば基本代金が0円になる)今のところ、85万円くらい免除されているので残り15万円を免除するために頑張って世界一周を思い切り楽しみたいと思います。

編集後記

1時間の取材を通して、今をとても大切に生きているんだなととても感じることのできた取材でした。高校生や大学生での出来事をしっかり今の自分の生き方に繋げられているのが素敵でした。今は、世界一周のためにポスター貼りを頑張っていますが、ぜひ最後まで貼りきって最高の世界一周にしてほしいなと思います。
今後もごねちさんらしく生きていけば、とても楽しい人生になること間違いなしです。

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