「決めるとは捨てること」の意味が少しだけ分かった
最近、言葉にできないモヤモヤが続いていた。仕事の中で考えること、やらないといけないことがあまりにも多くて、色々なことを手放したい。
未来に向けて、やるべきことは沢山出てくる。でもリソースは限られているからこそ、捨てることも決めないと…。でもどうやって捨てることを決めたら良いんだろう…?新しいことを始める以上に、捨てることは難しい。
そんな時、経営学者の楠木建さんのある記事を読んだ。
記事を読んで、はっとした。同時に、私は「捨てる前に、そもそもすることを決めていない」のかもしれないと思った。
例えるなら、
「北へ行く、だけど1つだけだとこわいな…。南と西と東にも行くようにしよう」
「北、南、西、東、全て可能性があるから、全部の方向に行く」
という感じだ。様々なリスクを考えて、決断ともいえないような中途半端な決断しか出来ていなかった。
一つに絞る選択は、大きなリスクを負う危険なことだと思っていた。これまでその考えを良しとしてきたからこそ、疑ったことすらなかったのだ。
でもその考えこそがまさに、やることだけ山のように増えて、捨てることが出来ない最大の要因だったことに気づいた。
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もし現在、「やることばかりが増えて、捨てることができない。リソースが足りない」と悩んでいるとしたら。一度自身に「やることは決めているだろうか?」と問いかけてみてほしい。
私自身がそうだったけれど、思っている以上にやることを決めていない人は多い。自分では「決めている!」と思っている人も、細かなhow(どのように実行するか)のみ決めて、what(何をするか)を決められていないケースは多いような気がする。
「何かを決めるとは、同時に何かを捨てること」もし、決めたのに捨てられていないのであれば、「本当に決めたのか?細かなhowばかり決めていないか?」
常に、自分自身に問いかけるようにしたいと思う。
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