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習慣と変え続ける勇気と

12月に入ってから、今年の反省をしている。

出来るようになったこと、出来なかったこと、訪れた場所、出会った人。

2019年を一言で言い表すならなんだろう、と考えた時にすぐに思いついたのが「習慣」を大切に出来た年だった。

noteの更新、毎日の運動とか、最初の頃は重い腰を上げながら取り組んでいたことが、今では気軽にできるようになった。習慣を作ると自分の中でリズムができるし、自信も湧くから好きだ。

そんなことを思っていた時、面白い本を読んだ。「Think cleary」という本。自己啓発本とビジネス書の間という感じかな?
分厚くて難しそうだなぁと思っていたんだけれど、読み始めるととても面白かった。

特に面白かったのが、飛行機のルートに関する話。

私は、趣味で飛行機を操縦するうちに学んだことがある。重要なのは、「スタート」ではなく、「離陸直後からの修正」技術だということだ。自然は、そのことを一〇億年も前から知っている。細胞分裂のときには、遺伝物質の複製エラーがたびたび起こる。そのため、どの細胞にも、こうした複製エラーをのちのちに修復するための分子が内包されている。このいわゆるDNA修復の機能がなければ、私たちは癌ができてからほんの数時間で死んでしまうだろう。「修正」は、私たちの免疫システムにおいても重要な意味を持っている。

これは驚きだった。飛行機は毎回同じルートで走っていると思っていたけれど、実は全て違うらしい。大切なのは、スタートじゃなくて修正技術の方である、と。

この話を聞いた時に、私は今年とても大切なことが出来ていなかったな、と気づかされた。

これまで私は、何をスタートするか?ということばかりにフォーカスを当ててしまっていた気がする。そして、何かを始めたとしても、そのことに満足してしまって、修正したり見直すことをほとんどせず、淡々と同じことをやり続けていた。

決めたことを変えずにやり続けることは素敵だ。けれど、それ以上に大切なのは、決めたことでも、時には見直して変え続けられる勇気を持つことなんだなぁと思った。

2020年、どんな年にしよう。
私は2020年は、「変える」勇気を持ち続けられる1年にしたいなぁと思う。

▼本の感想をイラストでもまとめてみました。

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