検討

【応募率UP】クリエイティブ思考で考える「検討」テクニック

こんにちは!ムロです!
前回から引き続き応募数増加に関して、人材業界7年のプロがお話します!

※前回の記事はこちら


さて!今回は検討フェーズ!
求人広告を見た後に、「応募してみようかな」
興味を持ったものの、「もうちょっと調べてみよう」
応募完了をしていない段階の求職者
どうアプローチして応募完了させるかについてです。
実はこの状況、あなたも日常的に経験しているんですよ。

例えば、食事の場所を探しているとき、HPの写真を見て。

「あ!このお店のご飯すごく美味しそう!お腹減ってきたぁ~!」
「そうだ!口コミはどうかな・・・」

これ!これです!
この口コミを調べている段階
これと同じことが求人広告を見た後にも起こっているんです。

もしも、この調べた口コミに

「写真と実際の料理が全然違う」
「店員さんの態度が悪かった」
「注文してから出てくる時間が長かった」

など、マイナスな内容があったら・・・あなたはどうしますか?

たぶん、行くのを考えると思います。
美味しそうに見えた料理の写真も、なんだかイマイチに見えてしまうかも。

実は、広告ってあまり良いイメージを持たれていません

「綺麗な部分だけをみせている」
「なんか嘘っぽい」
「どうせ企業の戦略でしょ」

みたいなことが自然と思考されてしまう世の中です。
純粋に目の前のことを信じる人が、少なくなってきているんですね。

特に最近では、リスティング広告が流行しており
スマホでサイトを見ていたら、画面全部が広告で埋めつくされたり
閉じるための、×ボタンが押しづらい場所にあるなど、
嫌な経験をしている人が多いですよね。
私もイライラしてしまいます。

上記の理由から考えられるのは、
「広告+α」が今のスタンダードになっているってこと。
+α部分を意識していないと、思わぬ所で
求職者を逃してしまいますよって話です。


それでは、求人広告ではどのくらいの人が
+αとなる情報を探しているのでしょうか。

リクルートジョブズが公開しているデータを見てみましょう。

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ご覧の通り、採用HPだけでも約8割の人が調べています。
そのうち、6割が応募意欲向上したそうです。
見た理由についても、安心できる会社なのか
判断したいという気持ちが感じますね。

それでは、どうすれば良いか。
その手段・テクニックをご紹介します!


・口コミサイトをチェックする

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「カイシャの評判」「転職会議」「OpenWorks」
「キャリコネ」など、多くの口コミサイトがあります。
まずは、それらのサイトをチェックし、
自社の口コミに対して求職者にどんな印象を与えてしまうか
を考えてみることです。

あとは、それを払拭するために、
採用HPなどのオウンドメディアで補足してあげましょう。

大切なのは、

・企業が問題を把握している
・改善策を考えている
・改善するために動いている

ということを、知らせることです。



・採用広報を強化する、もしくは導入する

メガホン

新卒5名の採用枠に、1万6625名の学生が
エントリー
した会社があるのをご存知でしょうか。

どんな会社だと思います?
大手IT会社?大手コンサル会社?・・・全然違います。
それは「船橋屋」という創業200年以上のくず餅屋さんです。
募集職種は食品製造・販売。決して人気職種とは言えません。

新卒採用をはじめた2008年は、エントリー数250名。
それが2015年には、1万6625名です。
凄いですよね。

この変化の要因の1つに、採用広報があります。
莫大な費用をかけた訳じゃありません。
お金をかけずにコツコツと自社の魅力を伝えたようです。

何をしたのか、調べてみますと

・365日ブログを更新
・ブログ内容は社員の等身大の情報
・Facebookに店舗や商品、イベント情報をアップ
・採用ページを若手向けの内容・デザインに一新

もちろん、他にも評価制度を変更したり
商品に変化を持たせるなど、多くの挑戦をした結果ですが
それでも社外に情報を伝える採用広報の力が
学生たちの心を動かしたことは変わらない
と思います。

最初、この365日ブログ更新は3年間続けたそうですよ。
言うのは簡単ですが、実際にやりきるのは本当に凄いです。

船橋屋の事例のように、口コミだけで判断されないために
最新の情報を、最適な手段で社外に伝えるのがとても重要です。



・動画やSNSを活用しよう

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最近では、YouTubeで企業紹介動画をアップしている
企業さんが増えてきました。
少しだけご紹介しますと・・・

株式会社エイチーム

このような会社の良さを伝えたオーソドックスなものや。

ソニーミュージックグループ


のような変わり種も。

大手企業だけでなく、社員数15名の地方の土木企業も動画を作っています。

川邊組


面白いですよね。応募数が急増しているようですよ。


「動画はマンパワーもコストも掛かって導入が難しい…」

そんな企業さんはホワイトボードアニメーションを
使っている所もあります。


ボードの枚数にもよりますが、10~30万円くらいで作れるそうです。


動画以外にもSNSなどの広報に関して

TwitterやFacebook、インスタグラムなどSNSには様々な種類があります。
実は、それらを使っているユーザー層が違います。

・Twitter 平均年齢35歳
・Facebook 20~30代が多い
・インスタグラム 10代と20代が半々

この年齢層を意識した発信をするのも大切です。


・最後に

いかがでしょうか?
「求人広告を出したから終わり!」ではなく
自社がどのように世の中の人から見られるかも考えた
戦略を練るのが、今の採用活動です。
今回ご紹介したのは、ほんの一例ですが、
何か参考になれれば幸いでございます。

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