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非現実世界に吸い込まれた【ANOTHER WORLD/渡也藤也】

渡也藤也さんという方の『ANOTHER WORLD』読了しました。

ライトノベルって実は読むのが初めてで、
今回、この小説を手に取った理由としては、

南口綾瀬さんが引用してくださった書評にいいねしてくれた方に
渡也藤也さんがいて、

あとはタイトルに惹かれたってくらいですね。

理由が雑でごめんなさい。

主人公の大まかな特徴

最初は悪者へのお仕置きシーンもあるから、
ダークヒーローのストーリーかなと思って読み始めました。

ところが1章になる頃には、アニメなどではよくありがちな日常のシーン。
主人公も尻に敷かれるような印象で、
冒頭のイメージとは180度変わってた。
しいて言えば、女の子に囲まれすぎ。
リアルではこんなことほぼないと信じたい。

とは言え、悪は許さないという信念の持ち主です。

罠・・なのかな?

ここに登場する学園が再現島ってところにあるんですが、
この島では毎月100万円が支給されるんです。
厳密には仮想通貨ですが。

これ絶対なんかの罠だろと思いながら読み続けました。

だって毎月100万円って、給付金どころの騒ぎじゃないですよ!

100万円支給されることによる
メリット・デメリットもしっかり書かれてはいるんですが、

これが罠かどうかは読んでからのお楽しみってことで。


漠然としたこと

終わり方は個人的にはここで終わり?って感じでしたね。
いくつか疑問に残るところはありました。
ひょっとして第2弾あるのかなって思ったくらい。

第2弾があるかどうかは謎ですが、

あとがきに
『この後〇〇のような展開に物語を広がったらいいのに』
という作者の気持ちが書かれており、

あとは読者が想像してね!

ってことかなと。

夢に出てきた

描写というか表現の仕方がリアルなんですよね。
教室内でのカースト軍のやり取りとかあるんですが、
ここ読んだ辺りで寝たときに、
まんまその状況が夢に出てきました。
顔こそはぼんやりとした感じでしたけど。

ただお仕置きシーンもリアルに描かれてるんで、
苦手な方はサーッと飛ばした方がいいのかなと。

お仕置きシーン除けばコミカルなシーンもちゃんとあります!

お仕置きシーンが夢に出てこなかったのは幸いです。

全体的に

作者は国語が苦手だと仰ってましたが、
そんなこと感じさせないくらい、
リアルに書かれており、スムーズに読むことができました。

現実にはない世界観ではありながらも、
100万円支給のデメリットなど、
もしリアルで同じことが起きたらとか
考えさせられる場面もありました。

何度も言うけど、読みやすいです。
良かったら読んでみてください。





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