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勉強が楽しくなるメカニズム

むらやまです。大阪でプログラムを書いたり、プログラミングの講義をしたりしています。

春休みもそろそろ終わり。明日から大きな仕事がスタートするので、こんなふうに朝からのんびりとnoteを書くのもしばらく先になりそうです。そんなことは置いといて、今日もプログラミングと学習に関係するお話を短く書きます。

プログラミングの勉強が続かないワケ

先日、Twitterを眺めていると面白いツイートが目に止まりました。元ネタを引用できるとよかったのですが流れていってしまったので要約するとこんな文章でした。

過程(プロセス)とは目的のもとで生まれる

わたしの大好きな目的と過程の話です。余談ですが過程のことをプロセスというとなんだか賢くなった気がします。

過程とは目的のもとで生まれる。当たり前といえば当たり前のようですが、この順序が大事なのです。

たとえば英語の勉強やプログラミングの勉強なんかは、この順序が逆転していることが多くあります。目的が曖昧なまま勉強に取り組んでしまうと継続できずに途中で学ぶことを止めてしまう、というパターンです。

社会人になってからの勉強って楽しい

少し自分語りになるのですが、10何年か前、私は大学を卒業してIT企業に入りました。システムエンジニアという職種を選んだのもなんとなく、で「手に職をつける」くらいのイメージで仕事を選んだのを覚えています。

それで4月になりIT企業に入社して、当時の新入社員研修で習った「Javaプログラミング」によって勉強することの楽しさに気づくようになります。

それまで生きてきた20数年間、恥ずかしながら勉強することの楽しさを1ミリも感じたことがありませんでした。学生時代に「プログラミング」を学ぶ講義も何コマかありましたが、単位を取るためだけの勉強で「楽しい!」と感じたことはなかったです。

そんな私にとって新入社員研修のわずかな期間で、勉強することの楽しさに気づけたことは今思えば非常に幸運だったように感じます。

勉強が楽しいと感じたワケ

振り返ると、なぜ新入社員研修を通じて、勉強することの楽しさに気づけたのでしょうか。当時の講師の方や一緒に学んでいた同期の影響も大きかったと思いますが、一番の理由は勉強することへの目的意識だと思います。

私にとって当時の新入社員研修で習った「Javaプログラミング」は、これから仕事をしていくために不可欠のものだったので、勉強する意欲に溢れていました。勉強する目的が明確だったと言えます。

実際、プログラミングの知識は開発現場ですぐに活かせるものが多いので、当時は勉強すればするほど開発現場で成果を出すことができましたし、同時に仕事にやりがいを感じることもできました。

仕事で成果を出せてやりがいを感じることができると、もっと学ぼうという意識になり、学習のループがきれいにまわり始めたように思います。

目的のある勉強は楽しい

最初に伝えるのを忘れていましたが、この文章はこれからIT業界で仕事を覚えていく新入社員さんやIT業界に転職して仕事をするような方を対象に書いています。10数年前の自分のような、勉強することの楽しさに気づいていない人に向けた文章です。

冒頭の「過程(プロセス)とは目的のもとで生まれる」という言葉を見たとき、私の中では過程=学びだと感じました。なので「学びとは目的のもとで生まれる」と言い換えても良いのでは、と考えています。

おおげさに言えば

人は目的を持つことで初めて学び始める。

のだと思っています。自分の体験からもそんなふうに思えるのです。

働き始めてからわかりましたが、勉強することって楽しいんです。ただし目的がある場合に限る。て感じでしょうか。

4月の新入社員研修の時期になるとそんなことを思います。

明日からも勉強を楽しいと感じてもらえるように仕事していきます。

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