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趣味に関することを気が向いた時に記録していけたら。

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【短編コラム】負けヒロインはなぜかくも魅力的に映るのか。

 私は恋愛作品において、俗に言う「負けヒロイン」や「当て馬」が何よりも好きなのだが、これはひとえに彼ら彼女らの生き様からしか摂取できない栄養があるからだ。  古くは「ストロボエッジ」の安堂拓海や「化物語」の羽川翼から「とらドラ!」川嶋亜美、「俺妹」の新垣あやせ、最近では「俺ガイル」の由比ヶ浜結衣や「僕ヤバ」の南條パイセンなど、考え始めれば枚挙にいとまがなく、結末は告白してフラれる者や潔く身を引く者など様々だが、それぞれ最後まで主人公への恋心を貫いている点で共通している。

    • 【2023年ベストバイ】ファッションライターMが今年買って良かったモノ

       今年のお買い物を振り返る「2023年ベストバイ」。今回筆を執るのは、東京でファッションライターとして働く私、M。仕事柄、展示会やファッションショーなどを通じ様々な形でファッションに触れることが多い私は、本格的に貯金をしなければと考えを巡らせながらも10代20代のファッション離れなどどこ吹く風。年々服の購入総額が増えていることから目を逸らしながら買い物を続ける日々です。目まぐるしく状況が変わるファッション業界に身を置き、激流に流されそうになりながらなんとかしがみついている私が

      • 古のオタクが12年ぶりにAKB48のコンサートに行った話 -諸行無常へのアンチテーゼ-

         自分がAKB48にどハマりしていたのは、高校1年生の頃だった。アルバイト禁止の進学校に隠れてこっそりバイトをし、稼いだささやかなお金はほぼ全額握手券と公演に費やした。「神7」と呼ばれた主要メンバーの卒業とともにオタクからフェードアウトしたものの、当時のことは今でも「良い思い出だった」と思っているし、大金(と言っても高校生にとってはというレベルだが)を落としたことも全く後悔していない。ただ、自分の中でどこか区切りをつけ、それからは全くグループと関わらずにこの歳まで過ごしてきた

        • 小学生の頃祖母に買ってもらったブルーアイズホワイトドラゴンを買い戻した話

          小学5年生の時、祖母の優しさにつけ込んで近所のTSUTAYAで当時から珍しかったブルーアイズホワイトドラゴンのレリーフを5千円で買ってもらった。 今考えると、よく小学生の我儘に5千円も出してくれたなと思う。 それなのに、愚かで恩知らずで厚顔無恥な自分は、大学生になって価値が高騰したからと1万5千円かそこらで手放してしまった。‬(もちろんプレイ用に別のブルーアイズを持ってはいるが) ‪唐突にふとそのことを思い出して、祖母に電話して尋ねたが、カードのことは

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