見出し画像

「リースにする?割賦にする?」というよくある問いについて

おはようございます。

【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。


※今日は2本立て!(汗)。
 引き続き本来の今日の記事です…

==================


■個人事業主からスタートした
 顧問のお客様で、


 その経営が順調に展開していき、
 数年後に法人成りをする
 というケースが
 少なからず見受けられます。

 法人成りをすれば、
 通常『車』については
 法人名義で買うことになるのですが、

 その車の購入について考えるのが
 『資金繰り』について。

 やはり経営において
 現金は大切なものですので、
 初期段階の支出は
 どうにかして少なくしたいもの。

 
■そこで考えるのが、


 【分割払い』

 という選択肢。

 その分割払いと聞いて
 どんな方法が思い浮かぶでしょうか。

 一般的に考えられるのは、
 カーローンかもしれません。
 販売店さんからもよく勧められますね(^^)

 それでは、そのカーローンを組んだ場合、
 本体に上乗せされる『割賦手数料』の負担
 についてはどうでしょう。

 いろいろなカーローンが
 あるかと思いますので
 一概には言えないところではありますが、

 一般的には3%~4%といったところが
 多いように見受けられます。

画像1


■では、


 この分割払いをするという方法を、
 『銀行からの融資』を調達した場合は
 どうでしょう。

 銀行から融資をしてもらい、
 そのお金で車を買うといった考えです。

 そう考えると、銀行の金利については、
 福岡市の場合の
 創業支援的な融資になると1.3%ほど。

 さらにこれが車の購入となると、
 『設備投資』と考えられますので、
 もっと金利は少なくなる見込みです。

 こういった点をしっかりと考えて

 【どういった支払いをするのか】

 ということを考えるのは、
 実はすごく大切なことなんですね(^^)


■また、


 場合によっては、

 車以外の資産でも
 リースを組んだりということも
 考えられるかもしれません。

 よく聞かれるのが、

 「リースが良いのか、
 割賦購入が良いのか」

 といったこと。

 これは結論として言えば
 ケースバイケースである
 という状況なんですね。

 と言うのも、

 その賃借をする資産が、
 壊れやすいかどうかとか、
 中古のものを買うか
 新品のものを買うかだとか、

 いろいろな点を総合勘案して
 検討すべきなんですよね。

 中古の資産を買ったとすれば、
 その後修繕が増えるかもしれませんし、

 リースの資産であれば、
 万一修理が必要となったとしても、
 その修理代の負担をするのは
 リース会社かもしれませんし、

 そのリース会社が
 損害保険料などの経費の負担を
 してくれているというケースも
 多い状況です。

 当然、その分リース料は
 値上がりしてしまうのですが、
 こういった点や、
 その使用したい期間なども考えて、

 今回購入する、または賃借する資産が、
 リースか、それとも割賦の購入か、
 一括での購入か、
 または融資を利用した購入か…

 こういった点を
 しっかりと考えて判断するということが
 すごく大切(^^)。

 したがって、

 【しっかりと現在の状況を総合勘案して、
 適切な資産の調達方法を
 考えるべきである】

 と言えます。

 …とは言え、
 大きな資産については
 どうしても悩んでしまいますけどね(^^;


--------------------

《本日の微粒子企業の心構え》


・資産の購入の際に、
 その資産について『割賦購入をする』
 ということは一般的に考える点であるが、

 現在の低金利のご時世においては、

 【金融機関から資金調達をし、
 それをその資産の購入に充当する】

 という考えも極めて重要であると言える。


・資産を調達する際も、
 『一括購入』『割賦購入』
 『融資による購入』『リース』…
 いろいろな選択肢が考えられる。

 こういった判断をする際には、
 その資産を使用する期間や、
 修繕が必要な度合い、

 その他の経費負担などの観点から
 総合勘案し、
 現状に合った適切な資産の調達方法を
 検討すべきであると言える。


今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。


これまで書いてきた記事は、
バックナンバーとして、
私の公式HPの【ブログ】に
アップしていますので、
よかったらご覧くださいませ。^^

https://muratax.com/blog/

起業準備中から起業5年目までの経営ドクター
税理士 村田佑樹

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?