他人と【共通認識】を持つことの重要性
おはようございます。
【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。
==================
■昨日は
1ヶ月に2回開催している
事務所内のミーティングの日。
前回のミーティングで
いろいろな問題点が
ブラッシュアップされ、
昨日のミーティングまでに
それぞれスタッフが
実際に動いたことにより、
いろいろな課題も
見えてきている様子。
その課題となった点を
それぞれが
ミーティングの場に持ち寄り、
活発な議論がされました。
今日はそんなことから
お話を続けていくことにいたします。
■今回のミーティングで
大切だな
と思ったことは、
【共通認識を持つ】
ということ。
具体的に言えば、
「領収書の量が少なければ
この勘定科目
(会計上の分類する項目)を使い、
量が多くなると、
この勘定科目を使う。」
「何となく
内容がわからないものは、
それぞれの担当者が
顧問のお客様に
お尋ねするようにする。」
上記の表現だと、
担当者ごとにその捉え方が
変わっていくことになりますよね。
『量が多い少ない』
などというのは、
具体的な数値が
明確にされていないため、
その判断は
各人の感覚に
任されてしまうわけです。
■また、
『何となく』
といった表現も
すごく曖昧ですね。
しっかりと
【こういったケースは
こう処理する】
という
【誰が見ても
明確な基準を設けておく】
ということが
大切なわけです。
これを曖昧なまま
進めてしまうと、
それぞれが
感覚のままに
処理を進めてしまうため、
良かれと思って
処理をした内容であっても、
それが
見る人によっては
大きくズレてしまっている
ということが
少なからずあるわけです。
このように、
しっかりと
事務所としてのルールとして
【共通の認識を持っておく】
ということは
本当に大切なことであるように
感じたミーティングとなりました。
■さて、
経営においても
同じことが
言えるのではないでしょうか。
例えば、
(少しマイナスの話にはなりますが、)
出店している店舗を
撤退するタイミングについて、
「何となく儲からなくなったら
やめてしまおう…」
といったように
考えてしまっている状況では、
どうしても
ダラダラとそのまま
その事業を継続していく
ということにもなりかねません。
そうなると、
気が付いたら
現金が大量に
流出してしまっており、
取り返しのつかないことに
なっていた
というケースも
考えられ得るでしょう。
■そうではなく、
売上がどの位減少したら、
利益がどのくらいのラインまでに
達してしまったら、
その店舗撤退する。
ということを決めていくことが
とても大切。
もっと具体的に言えば、
「一日に来るお客様が、
5人までになったら
これは危険な状況なので、
撤退する。」
などという
角度を変えた基準も
有効であるかもしれません。
■このように、
あなた以外の第三者が
介入しない場合であっても、
【あなた自身としての
明確な数値の基準などを持っておく】
ということは
極めて重要です。
そういった
判断基準を設けていないと、
どうしても
そのまま惰性で進んでしまう
ことにもなりかねないわけですので。
しっかりと、
こういったケースを想定しながら
自分の発する言語に対して、
【明確な基準】を設けて
経営を進めていくことを
強くオススメいたします。
■経営において
プラスの要素であっても
マイナスの要素であっても、
こういった点を
念頭において判断をしていかないと、
経営が思う方向に進んでいかない
ということにもなりかねません。
経営者である
あなた自身にとっても、
第三者にとっても、
【明確な基準】
を設けるようにしましょう。
--------------------
《本日の微粒子企業の心構え》
・経営者である自分自身にとっても、
第三者にとっても、
【明確なしっかりとした基準】
を設けておき、
その経営判断をしていく
ということは
極めて重要であると言える。
・こういった基準を設けていないと、
『感覚』で進んでしまうことに
なりかねないわけで、
この十人十色の『感覚』ほど
怖いものはないと言える。
しっかりと、
【これを数値にするには
どのように表現したらいいか】
といった具体的な言語まで
落とし込んでいくことにより、
根拠ある、そして素早い経営判断を
していきたいものである。
今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。
これまで書いてきた記事は、
バックナンバーとして、
私の公式HPの【ブログ】に
アップしていますので、
よかったらご覧くださいませ。^^
起業準備中から起業5年目までの経営ドクター
税理士 村田佑樹
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?