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補助金申請とセットで考えたいこと

おはようございます。

【起業準備中から起業5年目までの経営ドクター】
税理士の村田佑樹です。

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※なんと!!!原稿まで書いていたのに、
 昨日の記事を配信するのを忘れていました…
 今日は昨日のものと今日のものとで
 2つ配信いたします(涙)。

■3月に入り、


 だんだんと
 補助金の情報が増えてきました。

 今年度に関しては
 新型コロナウィルスの関係による
 『一時支援金』や、

 その経営の方針を
 大きく変えるものに対して給付される
 『事業再構築補助金』といったものも。

 それに加え、

 これからは『持続化補助金』や
 『ものづくり補助金』、『IT導入補助金』
 なども出てくることになるかと思います。

 今日はそんなことから
 お話を続けていくことにいたします。


■こういった


 補助金の基本的な考えとして、

 『ひとまず補助の対象となる経費を支払い、
 その支払った経費の中の一部が
 補助金として出る』

 ということがあります。

 ここで大枠を見てみると、

 単に『お金がもらえる』
 というものではなく、

 【ひとまずは前払いをしないといけない】

 ということ。

 当然資金の前払いになりますので、
 資金繰りの観点から言えば
 マイナスになります。


■そして

 
 もらえる補助金としても、
 満額もらえるというものは
 そうそうはなく、

 基本的にその使った経費の
 2分の1であったり3分の2であったり、

 今回の新型コロナウィルスなどの
 特例的な取り扱いになれば
 4分の3という状況。

 (東京都では10分の10…
 つまり全額出るといったものも
 あるようですが、レアケースですね(^^))

 仮に120万円の経費を支払ったとして
 その補助として
 4分の3がもらえたとしても、

 120万円払って90万円の収入。

 この『90万円がもらえる』
 ということだけに
 視点がいってしまいがちなのですが、

 大枠の実態を見ると、

 120万円から90万円を引いた30万円が
 実際には資金として手元から出ていく
 ことになるわけです。

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 その30万円の支出によって、
 今後の経営の向上が見込まれ、
 
 売上が上がったり、
 経費を削減できたりする効果が
 少しでも早い段階で出ると良いのですが、

 この30万円が
 その後の経営の資金繰りを圧迫し、
 逆に経営の生産性をダウンさせてしまう

 ということも
 もしかすると考えられるかもしれません。


■しっかりと、

 『単にもらえるもの』
 という視点で考えずに、大枠を見て、

 【その支出をして
 補助金をもらったとして、
 『実質的には』この位の支出が出る。

 その支出が経営にとっての
 今後の展開を考えた際にどうなのか】

 ということを俯瞰してしっかりと考え、

 短期的または長期的な視野を持って
 熟慮してその補助金の受給すべきか
 どうかの判断をした方が
 良いのかもしれません。

 何はともあれ

 【現金は経営の血液】

 ですので、
 
 しっかりと熟慮し、悔いのない
 判断をしていくようにしましょう(^^)

 …今は記事の配信を忘れたことこそが、
 最大の悔いですわ…(号泣)


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《本日の微粒子企業の心構え》


・『補助金』については、
 単にもらえるというものではなく、

 基本的に経費の前払いをすることにより、
 その経費に見合う額について
 支出後にもらえるものである。


・そのもらえる額も満額ではないため
 実質的には資金の流出があるもの
 と言える。

 しっかりと経営の今の状況を鑑みて、

 【その補助金などを申請するのが
 経営にとって適切であるかどうか】

 ということをしっかりと
 考えていきたいものである。


今日も最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました。


これまで書いてきた記事は、
バックナンバーとして、
私の公式HPの【ブログ】に
アップしていますので、
よかったらご覧くださいませ。^^

https://muratax.com/blog/

起業準備中から起業5年目までの経営ドクター
税理士 村田佑樹

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