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読書「マチズモを削り取れ」




noteの読書の秋の課題図書で
気になっている本を読んで感想を書いてみます。


今回はtbsラジオで声を聞いて気になっていた武田砂鉄さんの「マチズモを削り取れ」です。




この本の冒頭で

「マチズモとはこの社会で男性が優位でいられる構図や、それを守り、強制するための言動の総称。」

としている。

男性に生まれた事でそれに気が付かず、また気が付いていても知っていても知らなくてもそれを見過ごす事は出来ない。

という立場で書かれている本書は上記の「マチズモ」が電車の中、寿司屋、夜の街、書店、本屋、結婚披露宴、不動産の内見、トイレ、場所、状況を問わず溢れていると指摘しまくる。

読んでいて本の中で指摘される「女子供」という言い回しを自分がよく言うのに気が付く。

その語句事態に男の場所があり男性優位の世界を補強する物だと読んでいて気が付く。

読んできて驚愕したのは2019年の時点で国会の本会議場横のトイレが「男性用のトイレの半分が女性用になっている。」という話が出てくる。

男性トイレの個室の半分が女性用という意味なのだろうか。

ジェンダーギャップ指数が先進国で最下位の国らしいといえばらしい議会。

細かい話だと切り捨ててはいけないし小さな話だと思ってはいけないし関係ない話だと思ってはいけないと各章の冒頭にある編集K氏の「檄文」に思わされる。

常にそれにうんざりしておかしいと思うひとがいる想像力を働けせねばいけないのだということを感じた。


最後に自分の話だが

この本では結婚式について

「六章 なぜ結婚を披露するのか」

で書かれているが
それを読んで思い出す

自分がした結婚パーティーは

結婚式などしたくないが

結婚パーティーぐらいはしておいたほうがいいのだろう

という気持ちでやったのだが

やるのだから自分達も来る人も楽しいものにしたいという気持ちで準備した為か

共働きだったのでむちゃくちゃ大変だった。

そのような意気込みで臨んでいたのだが
店との最後の打ち合わせで私の友達が私達に内緒でサプライズゲストで芸人 (長渕のそっくりさん) を仕込んでるのを店側が私達にバラしてしまい妻の友人達はそのようなノリを喜ぶタイプとは思えなかったので非常に重い気持ちのなった。
という事を思い出した。

などと色々あったがパーティー当日開始直前に入場前に外で待つ場所がなかったので近くの無印のカフェでドレスの妻と1ヶ月程なかなか大変だった事を語り合っていたのは今では自分の中では良い思い出になっている。

その後静かに離婚したが来てくれた人達はどう思ってくれたのだろうかと今になって思う。


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