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美術館日和。

休日。

美術館へ出かけた。

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わたしは、美術館にふらりとよく赴くのだが、絵に対しての知識は疎い。


有名な絵画が来日するから絶対に一目みたい!という熱量はどうも湧いてこないし、そもそもその作品が何だかよく分からない。
でも絵を眺めるのが、なんだか心地よい。言葉がなくても引き込まれる何かを求めて足を運ぶ。

美術館そのものが醸す独特な空気感、圧倒的な視覚情報、何よりその絵が描かれた背景やストーリーを加味した上で鑑賞するのが好きだ。


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私はアート自体に興味をもったきっかけは、原田マハさんが紡ぐ美術を軸にした小説の数々。マハさんのアートに対しての愛と敬意、その作品を巡るストーリーの引力に、引き込まれてしまうのだと思う。

なので、美術館へ行く際は音声ガイドは必須アイテム。この知恵袋なしに鑑賞するのは勿体ない。


解説のまとめ方が完結で物語を聴いているようで心地よいし、今は人気の声優さんや、役者さんなど、声に定評がある方を起用していることも多いので、お耳が幸せ。そう、全方位最高なのだ。

若い女性が神話上の美女のように魅惑的に描かれているとある肖像画があった。


音声ガイドによると、この画家はクライアントを優雅に上品に描くのに長けていて、当時の貴族達に大人気。私にも肖像画を描いてくれ!!と引っ張りだこだったそうだ。


今を生きる女子達が、アプリでの写真加工にこだわり、少しでも可愛く見せようと必死になる心理は、今も昔も変わらないのね。

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どうってことない日常だからこそ、愛しくて、どうしようもないこともあるし、悔しくて、やりきれない日もある。そんなどこでもある日のカケラの記録。

本当は言葉にしたい日々の感触。普段のsnsではさらさない部分。ささやかにひっそりと文字にしたいので、線を引きました。自分の記録様も兼ねて。…

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