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社会福祉士実習生、当事者と一緒に、ヤングケアラーへの支援策を考える②

皆様、こんにちは!

本日は前回の続きの内容になります♪

ヤングケアラーの問題に対して、20代の社会福祉士実習生2名、当時者であるスタッフっでどんな支援があれば良いか、支援策を考えました。

どんな支援があったら嬉しい?

話し合いで出たヤングケアラー・若者ケアラーの問題点はこちら。

家事・お金・勉強・自分自身の健康面・相談窓口友人関係・現在の不安・将来への不安

これだけ見ても、ヤングケアラー・若者ケアラーの問題は、家族の問題だけでなく、自分のこと・生活・勉強・友人関係・将来への悩みなど繊細な問題が多岐に渡っています


支援策①ヤングケアラー・若者ケアラー向け価格の低い家事代行サービスがあると助かるのでは?


介護保険内サービスで使用できるヘルパーさんなどは、使用できる回数や時間は、介護度によっても変わってきます。

また、病気や年齢によっては介護保険サービスなどが使用できない場合もあります。

そんな時、簡単に子供がアプリなどで安く家事代行サービスを、必要なタイミングですぐに申し込みできたら便利ではないでしょうか?

電話や市役所、行政に相談はとても若い子にはハードルが高いです。

もっと気軽に簡単に助けを求めるサービスがあれば、ヤングケアラー・若者ケアラーは、助けを求めやすいです。


支援策②学校の授業にヤングケアラーについて・介護に関しての学ぶ機会が必要


介護についての制度や仕組みは、当時者にならなければなかなか、触れる機会がない内容です。

そして、同世代の子に話してもなかなか理解されにくいという問題点があります。

まずは、ヤングケアラーのことを知ってもらう

また、学校でヤングケアラーについて知る機会があることで『もしかして自分のことかもしれない』と自覚がまだない子が気づくきっかけになります。

そして、早いうちから介護の制度を知っておくというのは、自分のためでもあります。

必ず、知っておくべき制度として、授業でも取り入れるとも大事な取り組みではないでしょうか。

そして、どこに相談すべきかをあらかじめ学校でしっかりと伝える。

厚生労働省では、ヤングケアラー・若者ケアラーの全国の相談窓口の一覧を掲載しています。

このような知識もしっかり伝えることが必要です。

支援策③家庭の中の役割の自分とは、別の居場所を

ヤングケアラーは、親の介護で自分の心も時間もすり減り、外の世界、本来同世代がやっている遊びや体験する機会が少なくなります。

また、ヤングケアラー・若者ケアラーの支援というと、家事の手伝いや悩みを聞くとうことがメインな風潮です。しかし、大人と同じように悩みを整理して、相手に話すということは特にヤングケアラーは難しく負担になります。

たまには、全て忘れて今の年齢だからこそできることを、精一杯楽しむという時間が必要です。

たとえばイギリスでは、毎年夏に『ヤングケアラーフェスティバル』というイベントが開催されています。その中では、訪れた子どもたちが移動遊園地、野外映画、音楽ライブなどを楽しむことができます。家族旅行やお出掛けが難しいヤングケアラーたちにとって、このイベントは子ども時代の貴重な思い出になるそうです。


当事者の立場になって考える


このように、当事者の立場になって考えるとすごく悩みが深いことが共感できます。

引き続き、私も一緒に実習生やスタッフの社会問題や地域の問題について、当時者の立場に立って考えていきます。


考えだけで終わらせない!

今回も新しい発見が出てきました。

考えるだけでなく、新たなソーシャルワークを生み出していくことができるように、私たちも活動をこれからも継続していきたいと思います。


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