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宮崎駿監督の映画「ルパン三世 カリオストロの城」4K UHDレビュー「マモーの呪い」。

昨日「ルパン三世 ルパンvsクローン(複製人間)」の
4K UHDを購入,視聴しレビューを書きました。

…と言うコトはあ「次」は「カリオストロの城」の
4K UHDを購入,視聴したレビューを書こうと言うワケですよ。

アウタージャケット表面はこんな。クラリスの装備してる「銀の山羊の指輪」が意匠となってます。
裏面はこんな。意匠は対になった「金の山羊の指輪」でいいのに。
この映画は1979年に公開され,この円盤は2019年に出たので40周年と言うワケです。
「中身」はこんな。いっかっにっもっアニメオタクちゃんに媚びたインナージャケットデザイン。
死ねッ!隣にあるのはブックレット。
円盤の意匠は「コワーイオジサン達が落下傘で降下するところ」。
インナージャケット裏面はこんな。
キャラクターデザイン
キャラクターデザイン2
絵コンテ
ブックレット最終頁はこんな。

「カリオストロの城」を4K UHDで観た感想は「キレイ」だってコト。
でもさ。
DVDがブルーレイになったときの様な「感動」はありません。
ブルーレイで十分「キレイ」なのに
4Kで「気持ちキレイ」になられてもね…。

「カリオストロの城」は日本語字幕が対応していて
「複製人間」と差別化されてます。
「複製人間」は「気が狂う」だの「そう思い込んでるパラノイア」だの
「私生児」だの「喚くなキチガイ!」だの字幕化に障りがありまくりで
差別されるのも止む無しなのですよ。

OPの「次元の足の作画ミス」は修正されてます。

映画本編を観て思ったのは「こんなのルパンじゃない」ってコト。
何がどう「ルパンじゃない」のか少々解説しますね。
先ずこの映画は非常に注意深く「セックス」を取り除いてるんです。
この映画には何処にも「セックス」も「色気」も「劣情」も無い。
ルパンが去勢され勃起出来なくされ
不二子に対してもクラリスに対しても劣情を催さない。

オタクちゃんは極度の潔癖で「エロ」が大好きな癖に
「セックス」を毛嫌いする特徴があって
「自分」が両親がセックスした結果,
生まれた事実を頑として認めようとしないんです。
「セックス」は「不潔」であり唾棄すべき所業だと。

なので「複製人間」を下品・下劣と貶すオタクちゃんが
本作を褒めちぎるのです。
「本作はプラトニックな愛を貫いた素晴らしい映画だ」と。

ルパンが去勢されて「オトコでなくなった」コトの
一体何処が「素晴らしい」のか。

次に本作のルパンは人をひとりも殺しません。
ルパンは必要とあれば呼吸する様に人を殺す男であるのに
「ルパンは義賊であって絶対に人を殺さないッ!」
と新聞に投書される様になり…。
そうした世評に負けてルパンは本当に人を殺さなくなりました。

「セックスしない」「人を殺さない」
「困ったお姫様を何ら見返りなく助けて去って行く」
「姫の心だけ盗んで行く義賊の鑑」
こそが本作のルパンであって「解釈違い」も甚だしいのです。

ルパンはオジサンになったから「昔とは違う」の当たり前と
擁護される方もおられますが…。

加齢してチンポが立たなくなったコトが
オトコでなくなったコトが!

僕にはどうしても「良いこと」とは思えないのです。

冷酷非情な殺人マシーンのターミネーターが
T2では不殺の誓いを立てたオイボレに成り下がったコトを
僕は拍手喝采で受け入れるワケには行かないのです。

ルパンは「セックスしない」「人を殺さない」
「困った人を見返りなく助ける」等の属性を付与された結果,
多くの人に末永く愛されるキャラクターになりました。

しかし…その代償が「去勢された」「ルパンでなくなった」コトであるなら
「永遠の命」と引き換えに「失ったもの」が多過ぎるッ!

ルパンは「複製人間」で長く生き過ぎた老人(マモー)に引導を渡した結果,
「マモーの呪い」に取り憑かれ
「永遠に生き続ける」代わりに「オトコでなくなった」んです。
何という因果応報…。

仮にアナタがオトコで去勢手術を受ける代わりに
死ぬ迄手厚い社会保障を受けられるとしたら
オトコを止められますか?

僕は皆さんにソレを問うているのです。
オンナのカラダを観て劣情を催し…勃起したチンコを弄る自由を
社会保障なんぞと引き換えに出来るかと問うているのです。

「カリオストロの城」は活劇として
大変な傑作で未来永劫残すべき作品だと思います。
しかしながら「カリオストロの城はルパンじゃない」点もまた
未来永劫語り続ける必要があると愚考する次第です。




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