知名度×熱量のある編集=って凄いなって話。蒼井優さんと菊池亜希子さん
結構前に書いたことなんだけど、どの媒体でもしっくりこなかったのでnoteに
書きます。
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蒼井優さんと言ったら、一時期、山里亮太さんと結婚したことにフューチャーされがちだったけど・・・・
違うだろ!
モデルの菊池亜希子さんとダブル編集長として発行したムック本『アンジェルムBOOK』がすごいだろ!
あ、いや・・・アンジェルム自体、蒼井優さんを通して知ったので、あんまりアンジェルム凄い!って話じゃない。
(むしろ蒼井優が宣伝するまで知らなかった)
アンジェルムとは、ハロプロのアイドルユニット。
で、これはアーティストBOOK。
これ何が凄いかって、
蒼井さんと菊池さんがこれまでモデル(被写体)となってきた経験上、
「この人と仕事したときよかったな」って目線で、カメラマン、スタイリング、紙面づくりをしてるところだ。
しかも、この2人がアイドルたちのスタイリングもやってる。
「(スタイリング/蒼井優 菊池亜希子)」ってさらりと書いてあってびっくりした。
アイドルたちも、そりゃどこか知らないおっさんカメラマンやお偉いさん、会社の指示通り動くより、蒼井優さんらのセンスを信じるだろうし、最初からギアマックスで頑張ろうとするだろう。
てか、うちらでいいんですか?って素朴に思うだろう。知らんけど。
誌面全体は菊池さん、蒼井さんのセンスがばちばち。
で、最後にこのアーティストブックに登場した服とかのSHOPリストが書いてある。
そこらへん抜け目なし。
蒼井優が「情熱なめんなって気持ちで作った」と書いてあって。
いわゆる紙面づくりを普段やっている編集者たちを蹴散らしている気がした。
たぶん、フツーの出版社の人ではこれは作れない。
ただのヲタでも作れない。
(手間かかりすぎるし、毎度この熱量は湧いてこないだろうし、ここまで本気の集団を集められない)
営利感はさりげなく。
紙面も蒼井優のコメントが帯にあるくらいで、2人の写真は一ミリも出てこない。
宣伝の時にメディアに出ているけど、ほぼ裏方。
蒼井優たちの純度の高い「この人たち凄いの!届けよ!」って編集パワーに圧倒された。
ふと、江頭2:50先生が掲げている
「1クールのレギュラーより1回の伝説」
って言葉を思い出す。
こんなのやられたら勝てないぜ。
ちょうど効率化とは何か、って考えていた時期でもあったから、改めて「凄い」と思った。
「稼げそうだから」っていう動機で有名人が飲食店を開業するノリとはワケが違うな。
こういう力の使い方を考えると、一旦知名度の上がった人ってすごい勝負できる世界があるんだよな。もったいないぜ、芸能人。スポンサーとかよくわからん大衆を気にしている場合じゃないっす。
知名度と経験を使って、こんな力の出し方があるんですよ。
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まずできる自分の小さな一歩としたら、本当に好きなことで、稼げるだろうかっていう不安な気持ちを脳裏に刻みつつも、まずはクソ手間をかけて必死こいてやるしかないなって話でした。
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