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ラストイヤーと近況報告

織田作之助青春賞という賞がある。
24歳までしか応募できない賞なので、次で私はラストイヤーとなる。締切が8月の末なので、それまでに出来るだけ作品を完成させたいと気合いが入っている。
現時点では、完成しているのが1作で、締切までにもう2作は完成させたい。といっても、創作に関しては計画通りに進んだ試しがない。その証拠に、前に書いた記事を読み返してみたら、完成したものと全然違う作品にとりかかっていると書いてあった。いい加減な奴めと思う方もいるかもしれないので言い訳させていただくと、小説が完成するかどうかは自分ではコントロールできないのである。どうかご容赦願いたい。
既に完成した作品は夢の話である。舞台を夢にすることで、現実では起こらない空想をひたすら紡ごうとした。しかし、それだけだと単なる現実逃避となって一つの作品としてぼやけたものになってしまうと感じた。そこで現実世界と夢で交互に場面転換をする構成に変えた。完成したのが先月だ。コロナに感染したというのもあって、時間を執筆に割くことが出来たのは幸運だったと思う。自宅療養中に教授に提出して、色々と指摘されたので書き直し再提出したらOKが出た。完成した当初は出来に納得がいかなかったが、最近読み返したらこれはこれで良いんじゃないかと思う。
現在、取りかかっている作品はある作家の影響を大きく受けている。自分が感銘を受けた作品の要素を自分なりに抽出して作品に投影しているのだ。昨年に同じような作風の小説を書いてかなり手応えを感じた。織田作之助青春賞に応募したのだが、誤字脱字があったためか一次選考すら通らなかった。そのため、今年こそは推敲を念入りにして自分が感じた手応えが間違っていなかったのかを確認したい。
もう1作は青春小説を書くつもりだ。高校の頃からずっと青春小説を書いてきたので、その集大成となる作品にしたい。私のこれまで書いてきた小説のナンバーワンは大学2年の最後に完成したものだ。あれから4年経つので、そろそろ自己ベストを更新しないといけない。この青春小説は賞の締切に間に合ったらラッキーくらいのつもりでいる。早く完成させるよりも作品の完成度の方にこだわりたい。

小説の話はこれまでにして、以下は近況報告を記していく。
バイトだが今も同じ職場で働いている。早いもので再来月で働き始めて1年になる。大変なこともあるが、楽しく働けている。職場の居心地は良く、給料も生活に困らない程度にはもらえているので、就職をするモチベーションが沸いてこない。今の状態で就活したら、今のバイト先より辛いのに給料が低い会社を引く気がする。まだ時間はある。だから、これからのことはじっくりかつ真剣に考えて決めていくつもりだ。
女性関係の方はさっぱりである。去年の5月末に恋人に別れを告げられてからは マッチングアプリとか異業種交流会とか大学の先輩に頼んで友達を紹介してもらうとか、自分なりに色々と行動してみたがことごとくうまくいかない。そのため、絶対にやめておこうと我慢していたのに元恋人に連絡してしまった。結果、未読無視をされている。今後も返信が来ることはないだろう。残念な気持ちもあるが、それ以上にほっとしている。振り返ると、別れた恋人に未練がましくLINEを送るのは正気の沙汰ではなかった。向こうの状況は良く分からないが、元気に過ごしていれば良いと思う。私にはしばらく春は訪れないだろう。その事実を悲観的に捉えるのではなく、次の恋人となる人に相応しい存在となるための準備期間と考え、明日からも一生懸命に励んでいきたい。


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