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百貨店で行列を作るエコバックブランド

BALL&CHAINという1個5000円するエコバッグをご存知でしょうか?

2020年から立ち上がったブランドなんですが、ここ最近人気が高まっている商品で、デザインによっては出たら、即完。

高島屋などでPOPUPをしていても、そこだけ人だかりができると言ったブランドです(その時に見に行ったことがあるのですが、周りにもそこそこ有名なブランドでてたのに、そこだけすごい人だかりでした)

実際に嫁も、このエコバッグのファンでいくつか持ってます

そんなエコバッグが売れた理由を3分ぐらいで読める記事にしてみました


①「完璧」と言わせる品質

消費のプロでありその中でも家庭の財布を握ることも多い女性は特に品質に鋭い目を持っています

でもBALL&CHAINはそんなプロたちが買いたくなるクオリティも備えています

生地もポリエステルでしっかり編み込まれていて、耐久性がかなり高い(僕が旅行に持って行ったり、多少雑に扱っても全然へっちゃらです)

持ち手もキャンプのロープのような形になっており、商品自体で20kgまでの対重量があるそう

※エコバッグで有名なシュパットと比べても+5kgで、実際、生地感もしっかりしています

物価高かつ不景気、さらにサスティナブルが叫ばれるこの世の中、エコバッグを持っていく方が多いはず

そんな消耗品であるエコバッグは、長く使うので「安いもの」よりも「少し高くても良いものを」という考えもあるかもしれません
(ビニール袋1枚5円だとしても、1000買い買い物すれば元がとれる。1週間に1回買い物に行ったとしても2年半ぐらいです)

②なんと言ってもデザイン

特徴的なのが、様々なカラーのボディに刺繍が施されているデザイン

アイテム自体女性のユーザーが多いことも踏まえてか、バッグ全体の色味やデザインもかなり女性をターゲットしていそう(実際僕は最初変わったエコバッグだなーぐらいですが、嫁は「可愛い!欲しい!」ってなってて「え」ってなりました笑)

種類がほんとに豊富で、自分に合った色とデザインのものを選びやすいのも特徴です

実際、高島屋では1回の登り下りのエレベーター幅いっぱいぐらいに違う種類のバッグが並んでしました(イメージ↓)

こんな感じで並んでる

高島屋にいた時は、お客さんが話してるのを聞いてても「これ可愛い」はもちろん「これとこれおそろにしよ」とか「私はこっちで、〇〇はこっち」というように商品選びも楽しそうでした

③認知獲得の仕方

良い商品も知ってもらわなくては意味がありません

そこでここが取ってる手法は「有名な物とのコラボレーション」
かなり色々なデザイナーやクリエイター、企業やキャラとのコラボをしております

それもまた一瞬で売れる要素の1つ

実際のコラボ商品がこちら
(ANAコラボは機内販売限定?でされていました)

SNOOPYコラボ
ペコちゃん(ちょっと普段と違うぺこちゃんですが)
ANAコラボ
JOURNAL STANDARDコラボ

最後に

もともとアパレル界隈にいた僕からすると、生産的にも考えられているなと思います

この商品は多分、いろんな種類のキャラやデザイナーとコラボしても、ベースの色は10種類とかで決めているはずなので生地をを共通で使える為、キャラデザインが増えて、ベース1色の生産量が増えれば増える程、本体自体の1枚当たりの生地代は下がっていく計算です

またプリントじゃなく、刺繡にしたのも購入者的には価値観があっていいですし、生産的にもやりやすい

プリントにすると毎回「版」を作るのにお金がすごいかかりますが、刺繍だとデータだけあれば刺繍可能なので、そこも節約されている
※版=プリントするデザインの大きい判子みたいなんを作るイメージです

だからキャラクターに払うお金はまちまちですが、生産だけでみるとキャラが増えれば増える程、ベースのエコバック自体の価格は下がっていき、極論100枚とかの小ロットでも、コラボ商品や限定商品ができる仕組みもよく考えられているなと思いました

※実際には工場の稼働可能なラインなど諸々あるので、裏側は分かりませんが元アパレルの服作りに関わっていたものの意見でした

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