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就活生に聞いてほしい! コロナ禍で新人のために奮闘する人事の話


こんにちは!

並想メンターのムラケン@Catali屋です!

今年の就職活動はかなり厳しくなっていますよね。

仕事柄、採用人数や業績を聞いたりすることが多いのですが、
コロナで採用人数を減らすところは明らかに増えているなと感じます。

最近では、21年新卒者の10月1日時点での内定率が70%を切ったという話がメディアで取り上げられていました。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO66310020X11C20A1MM8000/

また、これは弊社の人事からの情報ですが、就活者の中でも特に今年は女性が苦しんでいるそうです。

その理由として、大手航空会社や旅行代理店など、女性から人気のあった企業が軒並み採用を減らすどころかストップしてしまっているからだと考えられます。

就活市場には女性が溢れているため、特に女性の競争が激化しているのでしょう。


このようにコロナ禍の煽りを受け、苦しい就職市場においては、まだ内定をもらっていない方や、
内定はあるけど、来年4月がどうなるんだろうと不安に思う方もいると思います。


そんな方の就活に少しでも希望を持っていただけるお話ができたらと思い、したためました。

テーマは、新入社員の受け入れ準備における人事の隠れた奮闘です。

あまりフューチャーされませんが、新人を迎え入れる人事の皆さんが、新人のためにいかにして準備をしているのか?をお伝えできればと思います!

それでは、本日のお品書きです。

今年の新人受け入れの状況


今年の新人受け入れに関しては、最近各社からお話を伺っています。

ざっくりしていて抜け漏れありそうですが、ケースを分けてみました。


①ずっと在宅で休業ケース

これは4月の緊急事態宣言後、働く人員が不要となった事業や出社人数の制限をする企業に多くありました。

大手航空会社もそうです。

便が減ったことで、それだけ人が余り、休業を余儀なくされました。

当然新人がやらなければならないことはなく、大学生活がただただ延長しているかのように思える状況です。


②ずっと在宅ワークで、新人育成の座学ケース

こちらも在宅なのは変わりないですが、出勤しています。
会社から支給されたテキストやイーラーニングで個人学習が続くケースです。

長年テキストをグループワークなどで使っていたものを、取り急ぎ個人宅に郵送するなどして、新人に会社についての理解を深めてもらったり、ビジネスマナーを習得するように促します。


③出社するが、研修する余裕がなく、すぐに配属となったケース

在宅勤務ができない企業で、かつ、例年通りの新人研修ができないとなった場合、人事で預かっても取り組む仕事がなければ、仕事になりません。

そのため、現場にすぐに配属させ、OJTで学んで行ってもらうような場合です。

現場も現場で、例年より何も知らない状態の新人を急に受け入れるために、どう教えていけば良いかがわからず、放置されてしまうこともあったようです。


④新人研修がリアル受講から、オンライン受講になったケース

例年、外部のセミナーに新人を派遣していた企業の中には、リアルのセミナーが中止になり、代替の手段としてオンラインセミナーを受けさせることを実施した企業もあります。

(弊社は新人研修を提供する会社として、リアル→オンライン実施へと取り組みました)

それなりに新人研修として、基本となる学びを得られていました。


⑤例年通りの新人研修を実施した企業

緊急事態宣言が出たのは4月7日、8日あたりだったと思います。

なので、4月1日時点では各企業に任されていたこともあり、一部の新人はコロナの感染予防策を講じながら、リアル形式で実施しました。

ほとんど学び自体には影響はなかったものと思われます。


以上のように、ざっくりと分けることができます。

また、入社後3ヶ月、半年、1年と、新人のフォローアップ研修を振り返りのため行うことが多いです。
時間が経った今は、それをオンラインで実施したり、リアルで集まったりと様々に工夫されていますが、効果的に実施できている企業は多くはありません。

まとめると、今年は、新人が入社するまさにそのタイミングでコロナの第1波がきたため、企業は新人の受け入れまで目を配ることができず、慌ただしくなんとか乗り越えたという印象でした。


見えにくい人事の奮闘

今は、第3波がきていて、まさにウィズコロナという世の中が現実的ですし、アフターコロナという状況が来るのかどうか?は正確な予想がつきません。

そのため、新人のフォローアップ研修や来年4月の新人研修についても現実的に計画するために、企業の人事の皆さんは検討を始めています。


その計画についてお話を伺う中で、印象的なことは、人事の皆さんが総じて、

「新人にとって大事な入社時の研修をなんとか充実させてあげたい」

という強い思いをお持ちであるということです。

その理由は、4月にいかに学生気分を脱して、社会人としてのビジョンを描き、やるぞ!という気持ちを新人に持ってもらうかで、一人一人の成長スピードや活躍度合いが変わるからです。

今年の新人の様子を尋ねると、

「同期間のつながりが薄かったり、お客様気分が残っているために、いまいち仕事に臨む姿勢や高め合おうとする姿勢が見られない」

と、改善ポイントについて語っていました。
そのような点をしっかり高められるような新人研修にしたいのです。

これは一見すると、会社としてのメリットだから、人事として頑張るのは当たり前だろうと感じるかもしれません。

確かにそうなのですが、それだけでなく、新人一人一人にとっても大変重要なことであると私は思います。

なぜなら、統計的にもわかっていることなのですが、新人は誰よりも成長したいという成長意欲が高い傾向にあるからです。

心の中では成長したいと思っているのに、4月の段階で社会人としての心構えや視座が得られないために、その思いを実現できないとしたら、「もったいない」と感じませんか?

その実現のために新人研修があるとも言えるので、受けられないこと自体が新人にとってのデメリットなのです。

(実は、例年新人研修を実施してくれない企業も数多くあるのが現実です、、、)

話を戻しますが、今年の受け入れが慌ただしく、中途半端になってしまったことに対して、
「もっときちんと指導できていたら・・・」と悔いている人事も多いです。

だからこそ、来年4月は同じ轍を踏まないように真剣に取り組んでいます。

なんなら、普段は社内で行っている研修を、費用をかけて外部に委託してでもやりたいとお考えです。


その手始めに、様々なウェブセミナーを視聴して、自社に合っている新人の受け入れ方法とはなんだろうか?と社内で検討がなされています。

こうした人事の皆さんの取り組みがなければ、多くの新人が、一生に一度しかなく、かつ、生涯の働く姿勢を決めてしまうという大イベントが成功することはないのですね。。。

そう考えると、人事の皆様の温かい気持ちと責任感は素晴らしいです・・・!

個人的には、そのような方々の役に立てていることが嬉しくてたまりません・・・!
私が持っているノウハウやサービスを使って、引き続き貢献していきます!

これからの就職活動で覚えておいてほしいこと

人事の方々は、新人がしっかりと初期教育を受け、各配属現場へ最高の状態で送り出すことがミッションです。

そのために、まさに今、検討を重ねています。

就職活動をしているあなたにとっても、苦しい状況だと思います。

でも、忘れないで欲しいなと思うことは、
今後内定をもらって働く先では、きっとあなたのことを考えてくれる人事との出会いがあるということです。

そして、その先にあなたの活躍するフィールドがあるということです。

決して、内定が出ないことに挫けず、最後までやり抜いていただきたいなと思いますし、
少しでもそうやって出会った1社で活躍していただけるように祈念しております。


それでは、今回は以上です!

また次回〜!^^

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