こども心を持つおとなの正体
子どもと大人の間には何があるのか。
子どもの頃は大人っぽい友達にどこか一目を置いていた所があると思う。
それとは逆に、大人になると子ども心をもつ大人に魅力を感じることがある。一方で、子どもっぽい大人というと良い響きは消える。
子ども心をもつ大人と、子どもっぽい大人。この違いは何なのだろうか。
子ども心という言葉を使う時、それは今この瞬間の生を生きている状態をイメージしているのかもしれない。過去にとらわれず、未来をおそれず、今この瞬間を目的として生きているような状態。
ただし、この瞬間だけを生きることは良いことばかりではない。ここに大人と子どもの違いがあるように思う。良くも悪くも、大人は未来に目的を置くことができるようになっていく。「今この瞬間」に依存し過ぎた状態が子どもっぽさなのではないかと思う。
子ども心をもつ大人とは、今この瞬間を生きながら、俯瞰的に自分の生を眺めることができる存在を指すのだと思う。その人は子どもと大人との間を自在に行き来している。
哲学対話の気づきメモ。
今回のファシリテーターはさとみん。
子どもたちと「対等に」話をすることは想像以上に難しくそして楽しい。