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デザイナー組織でコア/ノンコア業務の発散ワークショップを実施してみた

こんにちは。クラウドワークスでデザイン組織のマネージャーをしています村上です。

2023年9月期 上期の弊社は、売上高、売上総利益共に前年同期比 +20%成長しており、今後もさらにクリエイティブの力で事業を成長させるために、昨年からデザイナー採用に注力してきました。

結果、昨年7月以降デザイナーとして8名の新しいメンバーがジョインしました!来月には、さらに2名ジョインすることが決まっています!
デザイン組織としてもメンバーが増えスケールしていることもあり、今後よりデザインのポテンシャルを最大化していくこと必要があります。そのために改めてデザイナーの役割を見直すきっかけとして各メンバーのコア/ノンコア業務を発散するワークショップを実施しました。

今回は、「ワークショップの目的や背景、実施してみてどうだったか」をこの note で取り上げようと思います。


コア/ノンコア業務の発散ワークショップ内容

目的

目的は、前述した通りデザインのポテンシャルを最大化するためです。

最大化することで、事業や会社規模にあわせて成熟度が高まりクラウドワークス社のビジョン実現に向けて取り組める状態につながると解釈しているからです。
デザイン組織のミッション・ビジョンと会社のミッション・ビジョンの結びつきに関しては、以前の note で投稿しましたのであわせて読んでみてください!

背景

前提としてデザイン組織は、組織をまたがる形で事業ごとに活動しております。

デザイン組織と事業の関わり

各事業にデザイナーをアサインし体制を構築していくなかで、よりデザインのポテンシャルを最大化するために、事業や会社規模にあわせて成熟させていく必要があります。そのためには、自分たちがいまどのレベルにいて、今後どういう戦略を立てながら組織としてスケールしていくかは重要だと捉えています。
そのために、まずは自分たちの役割を見直しどのレベルにいるかを計測するため、各メンバー目線でコア/ノンコア業務を考えてもらい発散しました。

また、デザイン組織の成熟に関しては、Figma 社の Corey 氏 が公開している「デザイン組織成熟度とデザイン思考」を参考にしています。
デザイン組織の範囲内で閉じて「制作」だけに取り組むのではなく、各デザイナーのポテンシャルを最大化し、会社としての組織そのものに価値付けしていく取り組みが必要であると解釈しています。

「デザイン組織成熟度とデザイン思考」よりデザインの範囲

どうやったのか

まずは「いま取り組んでいるもの、過去に取り組んできたもの、これから取り組む予定のもの」という観点で、各メンバー目線で発散しました。
自分自身の業務内容とコア/ノンコア業務に振り分けた理由を入力。ラベルエリアは、事業・会社・グループ・その他というカテゴリを選択できるように設計。ツールは、Figma を用いました。

いま取り組んでいるもの、過去に取り組んできたもの、これから取り組む予定のもの

次に「理想のコア業務、ノンコア業務」という観点で、各メンバー目線で発散しました。

理想のコア業務、ノンコア業務

こちらがさきほど紹介したカードを基にメンバーと実施したワークショップになります。発散後、順番に発表しながらスタンプで各メンバーのカードに対してリアクションしたり、その場で簡単に深掘りしながら進めていきました。

いま取り組んでいるもの、過去に取り組んできたもの、これから取り組む予定のもの
ワークショップの一部
理想のコア業務、ノンコア業務
ワークショップの一部

実施してみてどうだったか

実施してみてまず感じたことは、コア/ノンコア業務に振り分ける以前に自分自身の業務をすべて洗い出して発散することの難しさがありました。

自分自身の業務といえども定常業務から非定常業務まで多岐にわたります。もちろん発散するために設けていた時間の兼ね合いもありますが、属人化を防ぐためにも網羅的に抜け漏れなく自分自身の業務を一覧にしておく大事さもワークショップを通して気付きました。

また次回実施するとしたら改善したい点もワークショップを通して得られました。

今回、コア/ノンコア業務の基準を具体的に提示した上で、実施したわけではなかったので各メンバー自身の基準でコア/ノンコア業務を解釈しながら振り分けてもらいました。これに関しては各メンバーが自分自身の目線でまずは発散し振り分けてほしかったので意図通りではありました。
ですが、今回のワークショップを通してアウトプット後も視野に入れた上で設計するならば、コア/ノンコア業務の基準を具体的に提示し各メンバーの認識を揃えた上で実施すると次のアクションにつながりやすかったかもしれません。

まとめ

今回、コア/ノンコア業務のワークショップを実施して、各メンバーが普段の業務をどう捉えて取り組んでいるのかを知れたのは価値がありました。ただ、目的はデザインのポテンシャルを最大化するためであり、このワークショップを実施したことがゴールではありません。
また会社として成長し続けるためにもゴールはないと解釈しています。不確実性が高い時代の中、常に会社の成長にあわせてデザイン組織も見直しながら成熟させる必要がありますし、その変化を楽しむ組織でありたいと感じています。今後も取り組む業務ひとつひとつを成長機会と捉え組織マネジメントに励みたいと思います!

さいごに


We are Hiring!!

冒頭でも記載しましたが、クラウドワークスでは現在デザイナーを募集しています。こちらの note を読んでいただき、少しでも興味をもちましたら、ぜひお気軽に応募してください!「話を聞きに行きたい」だけでもOKです。
お待ちしています!