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相田みつを、を知った日


1月28日

東京駅 国際フォーラム地下にある
相田みつを美術館の閉館日

駆け込んできました。


元々行く予定ではなく東京観光の終わりがけに暇を持て余し、というか時間が押して行きたい所に行けず、
帰る前に東京駅で2時間ぐらい潰せるところないかなと探したところヒット



東京駅近くに相田みつを美術館があることは勿論
今日で閉館すること
をググった時に初めて知りました。

そして、このホームページの文面

「人生の2時間を過ごす場所」をコンセプトとして、作品に触れるだけでなく、じっくり心で味わう、美術館となっております。

https://www.t-i-forum.co.jp/visitors/shop/detail.html?id=museum



コンセプトに惹かれ

2時間じっくり自分と向き合いたい

閉館する3時間前、行くことを決めました。


コンセプト、この言葉から相田みつをの世界に入ったような気がします。
このコピー考えた人凄いな


無事に到着


相田みつをさんの惹かれるところは

言葉を聞くだけでも、しみじみするのに、

一見力強いように見えるけどどこか弱々しく、
何でも受け止めてくれそうなフォント


実際にそれを見ると

いつも何かに不安がっている自分の心に刺さる


日曜日の夕方なんていつも憂鬱
だけどもう少しだけ頑張ってみよう

明日からもほんのちょっとだけでもいいから
積み重ねていこう。




通路に訪れた人が
道をテーマにしたコメントが掲示されていました。


その中で、すごく心に残っているコメント
ありまして、ここに残しておこうと思います。
うろ覚えですが

人生で何かあったらここに来ているようにしている。

転職した時、父が亡くなった時、母が亡くなった時にぼーっとここにいて、展示を見るとなんだか心がスっとなる。

そんな感じの内容でした。


これを読んで
この美術館の存在意義に触れたような気がした。

日本中の人が1番訪れやすい場所

それは東京駅ではないだろうか。


故郷に美術館を建てるのではなく
どなたでも触れやすい場所にあることで

何時でも何度でも何方でも
迎え入れるようにしたのではないか。


または東京という、大都会のなかの現代人に

東京という場所を忘れさせるような空間を
提供しているように感じた。


普段日常生活では気づかない、見逃してしまう
自分の気づき、特別な空間、そして癒し
それらがこの美術館に詰まっているんだろうな


なんてことない日だったのに
一気に特別感がある時間になった

そんな日曜日の夕方でした

国際フォーラムの工事のために閉館する
工事が終わってもまたここに相田みつを美術館があってほしいな

murakawa🐰


p.s.
私の中で相田みつをは

小学校の教室に、色んな詩がでかでかと飾られていて、勝手に身近に感じていた。


大人になって同じ言葉を見るとまた捉え方、感じ方が随分異なる。これもわたしが少しだけ道を歩んできたからだろうか。


少しずつ歩いて生きたい。

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