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もうお萩は召し上がりましたか

彼岸も二日目
夫の実家の菩提寺から若さんが御参りに来た
本来ならば来てくださったと書くべきなのだろう
なんとも有難味が薄いのよ

御参りの後にお茶を用意していたのだけれど
次がありますのでと直ぐに立ち去って行った
三角寺(仮称)のお寺さんとはずいぶん違うよな
夫がぽつりと言った

三角寺(仮称)は私の実家のお寺さんである
「菩提寺」よりも「お寺さん」の方がぴったりくる

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仮に夫方のお寺を円満寺と呼ぼう

円満寺は毎月の命日にお参りに来てくれる
三角寺は彼岸とお盆それから年末の四回がベースである
だから本来ならば円満寺の方が有難いのだし馴染みも深いはず
ところが三角寺の住職には会うのが楽しみなのに
円満寺にに対しては親しみが涌かない
それは夫も同じことのようだ

三角寺さんはお参りが終わった後必ず
「ばあちゃん元気そうだね」とか
「孫さんたちはどうしてます」など声をかけてくれる
だから何かわからないときは相談しやすいのだ
今の時代お寺との付き合いはわからないことばかりだ
近いうちには困ったことは無いけれど
何かあったときお寺に行けば対応してもらえると安堵感が
三角寺さんにはある
お寺がとても身近なところにある

円満寺さんは回忌の案内もきちんとしてくれるし
回忌がすぐわかるように仏壇横に早見表も置いてある
そのためのお寺に我が家にとってはなってしまった

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美猫院ミャアさまの記事に出てくる

これらのお坊さんほどのパフォーマンスは期待しないけれど
もっとお寺を身近に感じたいと思う彼岸の日であった

おはぎを買ってきて食べなくてはね

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