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レトルトのスープカレーと積んだままの文庫本と

午後から雨が降ってきたりで、室温が20℃の日曜日なのだ。
今日の昼食はレトルトのスープカレー

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夫が自分の分を温めるついでに温めてくれた。
私が自分で盛り付けるときは、丼というか大ぶりのボールに入れるのだ。

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誰かが用意してくれた食事というものは、長年主婦をしていた身にとっては嬉しい。
夫はシーフードの代わりに、鶏肉のレッグが入っている。

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本来のスープカレーはキャベツのざく切りなどが沢山入り、牛蒡や茄子などの素揚げ野菜も彩としてトッピングされる。

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「本物の美味しいスープカレーを食べてみたい」夫の口癖となってしまった。「美味しいスープカレーは美味しいんだろうな」
近隣の飲食店で食べても「不味くはないが」特段美味しい店はないらしい。札幌に出た折に、たまに私は息子たちと食べている。確かに美味しいスープカレーは、とっても美味しいのだ。

こうして家の中でグズグズしながら、トップ画像の文庫本を読んでいる。長らく積読状態だった一冊だ。
2日の金曜日だっただろうか、天啓のごとく「今ならずんずん活字が入ってくる」と閃いたのだ。
溜まっていた雑務が片付きだし、デスク周りの不要な印刷物も処分し始めると、頭の中の混沌も少しずつではあるがスッキリとし始めてきた。
活字を追う程度の読書はしてきたが、本気で本を読むのは2018年の地震の後に、北海道内が停電したブラックアウト以来だ。
美しく綺麗な物語を読みたい、久しぶりの「読書」なのだから読みやすくそれでいて流麗な文体が良い。等々と逡巡し積んであった本の中から選んだのが、森見登美彦氏の短編集だった。これはあくまでも好みの問題で、私にとっての読みやすい文体が森見氏なのだ。
以前のようにどんどんと読み進めるのではなく、リハビリなのでゆっくりと読み進めている。

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鞄の中に文庫か新書本を必ず一冊以上入れている、その習慣が無くなったのはいつごろからだったろう。
旅先にも必ずスーツケースの中に、数冊の本を入れて出かけてはいるのだが、目が活字を追っていても読んでいる実感がなかった。

実はお盆休みの温泉旅行の後、日曜日は夫の整体治療と私のアロマトリートメント以外はほとんど外出はせず、溜まった仕事を積極的に片づけることもせず、ぐずぐずだらだらと過ごしていた。
平日も6時前に仕事を終わらせ、早めの時刻に夕食を始めて、夜も9時過ぎに就寝するようになっていた。
ほっともっとのお弁当やデリバリーのお寿司も活用して、考えることを一つでも減らすようにしていた。
食事なんかコンビニに頼ったって良いじゃないか、そう割り切り少しでも長く睡眠を取ることに努めた日々だった。

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疲労が蓄積しすぎると、自分が疲れていることすらもわからなくなる。
強制的にリセットボタンを押すことも大切なことだ。

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