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デジタルウェルネス、というビジネス&ライフスタイル

「デジタルウェルネスとビジネス」というテーマで学んだ。
昨日のリーダーシップ・チャレンジ(社会人の大隈塾)。
講師は、出村宣子さん。
デジタルウェルネスジャパンの共同代表であり、
臨床心理士であり、
毎日の「黙読会」のパートナーでもある。

ウェルネス、とはなにか。
「生き生きとしている状態」(ハルバート・ダン博士)であり、
「ライフスタイルをデザインしていくプロセス」
である。
幅広い概念であり、
持続可能な行動をすることに重点を置いていて、
決まったひとつの答えがあるわけではなく、
ひとりひとり違った「ウェルネス」=生き生きとした状態、
があっていい。

そのウェルネスと「デジタル」が結びついたら、どうなるか。
コロナ以降、仕事の中にデジタルな場面が増えて、
生活の中にもデジタルなことが多くなった。
その恩恵を課題を理解する。
(講義では、対話でそれらをシェアした)

なので、生活スタイルと仕事のスタイルを、
デジタルななかで生き生きとした状態にもっていくようにしていくのが、
デジタルウェルネス。

デジタルの恩恵と話題、にかんして、
アテンション・エコノミー(注意経済)、というのがある。
スマホなどに通知が来て、メッセージを見たり書いたり、
買い物をしたり、することがよくある。
それがアテンション・エコノミー。
1997年にすでに提唱された経済概念で、
いまGAFAM(Google, Apple, Facebook, Amazon, Microsoft)の売上合計は99兆円にもなる。オランダのGDPに匹敵している。

便利だという恩恵がある一方で、
ついついはまってしまう沼、という課題でもある。

また、デジタルでのストレスも課題で、
・常にオンラインである
・迅速な対応が期待されている
・情報が過剰にある
・マルチタスクによって集中力が低下している
・頻繁なアップグレードによるストレス
・継続的な再学習を求められる不安とストレス
など、こうしたストレスに対して、
デジタルウェルネスとしてどうアプローチするのか。

ひとつは、デジタルウェルビーング。
幸せの4因子で対処する。
・ありがとう!
・やってみよう!
・なんとかなる!
・自分らしく
で前向きに、ポジティブに向き合っていく。

もうひとつは、マインドフルネス。
マインドフルネスとは、
将来に対する不安とか、過去への後悔などに目を向けるのではなく、
意図的にいまこの瞬間に注意を向けることによって、
気づきを得られるようにすること。

このふたつがデジタルウェルネスとしての意識的なアプローチで、
具体的には、デジタルバウンダリー(境界線)をつくる。
メールチェックの回数を減らしたり、メールの発信時間に気をつけたり、
眠るときには寝室にスマホを持ち込まない、など。

そして、コミュニケーションの質を高めていくこと。
コミュニケーションのツールはどれを使うか、
どんな世代、どんなポジションの人とコミュニケーションをとるのか。
ビデオ通話では、自分の見え方、言葉の発し方を工夫する。
相手の立場に立って、どのコミュニケーションの方法がベストなのかを考える。

ということがじつは、デジタルな環境でのよりよい働き方、
デジタルな環境でのよりよい暮らし方、
ビジネススタイルとライフスタイルをよりよくしていく、
デジタルウェルネスにつながっていく、ということになる。

デジタルウェルネスは、引き続き考えて実践していきたい。