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オンライン授業に必須なのは、非言語インタラクティブの「オンライン聴く力」

インタラクティブの新しいカタチ、って話。

zoomで講義をしたり、講演・スピーチ・プレゼンテーションする。
そんなときの受講者ルールとして、

・ビデオをオンにする(顔出しする)
・音声はミュートにしておく(発話できなくなる)
・大きくうなづく

としていた方がいい。
なぜなら、
・顔が見えない
・顔が見えてても、動かない、無表情
だと、これはリアルでの講義以上に疲れる。
聞いてないのか、
もしかすると、音声がつながってない、
聞こえてない、のかもしれない。
その場にいないのかもしれない、
と、気が気じゃないから、リアルよりよけいに疲れる、
といわれている。

話す側の心構えとして、
まずはアイスブレイクを入れる。

「わたしの声が聞こえていたら、
右手を振ってみてください。
はい、ありがとうございます。
左手はどうでしょうか。
はい、聞こえてますね。
安心しました」

たとえば、こんな感じ。

そのあと、話の中に出てくる人物や場所、建物を
クイズ形式で尋ねるのもいい。
問題を出して、
答えてもらう。
大隈塾のゲスト講師、青井浩さんは、
『宇宙船地球号操縦マニュアル』をクイズにして、
受講生に挙手や回答を求めた。

これを「対話型」だとしたら、
「呼びかけ型」もある。

たとえば、参加者がどこから来たのか、
事前に情報を入れておく。
たとえば、大隈塾では、熊本の再春館製薬所からの受講生がいる。
同じく講師の駒井正義さんは、
「熊本の朝日はきれいだよね〜」
空気じゃなく、朝日をほめていた。
また、セブンイレブンからの受講生には
「セブンイレブンのおでんって、」
と、おでんの素材の産地を確認していた。

こうしたことで、聴いている方の緊張を解くことが大事。

次に、聴く方にも心構えがある。

リアルに「傾聴力」「聴く力」があるように、
オンラインにも「オンライン傾聴力」「オンライン聴く力」が必要だ。
コーチング的傾聴力の中身は、
・うなづき(うんうん)
・あいずち(へ〜、あ〜そう〜)
・繰り返し(相手「初めてなのよ」、自分「初めてなのね」)
だ。

これがオンラインでは、
・うなづき
しかできない。
だから、聴く側の心構えとして、
「オンライン聴く力、オンライン傾聴力を発揮しましょう!」
というルールをつくっておく。

オンライン聴く力、オンライン傾聴力とはなにか。

インタラクティブにすることである。
インタラクティブとはなにかというと、
あんたがしゃべれば、わたしもしゃべる、
それで理解がより深まるね、
ということで、
それはお互いに発話できればいいんだけど、
できない(やらないほうがいい)のがオンライン。

言語によるインタラクティブじゃなくて、
非言語によるインタラクティブ。
そのためには、オンライン傾聴力とかオンライン聴く力が必要。

講師が一方的にしゃべるのではなく、
講師の気分をのせ、話の内容を豊かにするためには、
オンライン傾聴力とかオンライン聴く力が大事になる。

オンライン授業には、
非言語インタラクティブな力をつけていくことが重要。
それが、
「オンライン聴く力」
である、