幸せとはなにか、和尚さまは考えた
吉里吉里にある吉祥寺の髙橋英悟和尚さま。
2012年ごろから、ことあるごとに教えを請うている。
教えを……、というほど堅苦しくなく、
イベントに立ち寄ったり、
大学生やビジネスパーソンを坐禅体験に誘ったり、
大晦日には除夜の鐘をつきにいき、
3月11日は法要に参加する。
そのときどきで、お話をしたり笑い合ったり、
真面目な法話では涙を流したりする。
2011年3月11日の17時にお寺を開放し、
それから50日の間、私設の避難所となった。
規則正しい生活と、役割分担に気を配った。
布団は敷きっぱなしにせず、起きたらきちんとたたむ。
みんなで体操をする。
朝食を食べる。
あとかたずけをする。
「他人の役にたてないと、人は絶望に陥る」
と髙橋和尚さまはいう。
避難所から仮設住宅に移り住むと、
プライバシーは保てたけれども、
コミュニケーションがなくなった。
分担していた役割もなくなった。
居場所は得たが、出番がなくなった。
しかもその居場所も、本当に自分の居場所なのだろうか。
「津波はモノだけではなく、人の心も奪っていった」
髙橋和尚は、「幸せとはなにか」を考えた。
「幸せとは、だれからもなにからも奪われないもの」
それはなにか。
「他人を大切に思うこと、他人の幸せを願うこと」
「そしてその結果、他者から大切にされる生き方のことではないでしょうか」
リーダーシップ・チャレンジ(大隈塾)の釜石での越境学習・ワーケーションツアー、3日間の最終日だった。
HPはじめました。
「ONE KAMAISHI 〜3万人でひとつのまちに」
岩手県釜石市に移住してまもなく3年。
人口3万人の釜石で、まちづくりに挑戦します。
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