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自分たちが受ける授業を、自分たちでカイゼンしていく

自分たちが受けている授業に不満がある。
それを吐き出す。
改善する方法を考える。

昨日の大隈塾は、カイゼン会議だった。
ほぼ2ヶ月に1回の頻度で、
春学期、夏学期、秋学期、冬学期の終わりに実施している。

今回は、9月末から始まった秋学期のカイゼン会議。
やり方は、4人ずつのグループになって、
まず、大隈塾の授業で良かった点、満足している点を吐き出す。
good feedbackといっている。

その次に、改善すべき点、better feedbackをする。

better feedbackについては、
ブレーンストーミング方式でやる。
つまり、「質より量」「否定しない」をベースにする。
だから、
不満→こうあったほうがいい(理想)→こうすれば実現できる(解決策)
のうち、解決策まではいかない。
理想までは語ってもいいとして、
とにかく、不満なところろどんどんだしていく。

そのあと、不満を種類ごとに分類して、自分たちで俯瞰してみる。
①授業運営について
②ゲスト講師、講義内容
③グループワーク
④懇親会やイベント
⑤そのほか


・みんなで授業をつくっている意識が足りない
・個人ワークの時間が足りない
・授業での持ち物(太いペンつかうぞ、とか)連絡が遅い


・ゲスト講師ともっと対話をしたい
・選定理由を知りたい
・自分でも選びたい


・ゲスト講師の講義内容とグループワークのつながりが薄い
・積極性がうすいときがある


・懇親会にテーマはいらない
・懇親会ってなにをしているのかわからない

などなど。

カイゼン会議をやると、授業を運営するSA(Student Assistant)としては
十分に準備しているし、授業中に説明していると思っていても、
じつは、授業を受ける受講生たちには届いていない、とか、
毎回反省していているものの改善てきてないところをばっちり指摘されたりして、
とてもありがたい。

だけど、SAたちとしては、ものすごいストレスが残る。
限りある時間やゲスト講師との関係性の中で、
最大の効果があるように精一杯努力して授業をつくっている。
にもかかわらず、どんだけでも不満は出てくる。
「どんどん不満なところを吐き出しましょう」
といっているから、当然そうなるんだけど、
かといって、「出席登録のリマインドをもっと増やしてほしい」とか、
それくらい自分でマネージメントしろよ、っていうことまでいわれてしまう。

でも、教員(上司)から指導されるより、
同じ学生(受講生=顧客)からのフィードバックのほうが身にしみる。

SAは春夏秋冬で4回、カイゼン会議を開くことになる。
だから、歴代SAたちは、授業のやり方をカイゼンしながら、
カイゼン会議のやり方そのものもカイゼンしていく。

その成長過程を見ているのも、わたしとしてはおもしろい。