見出し画像

【ワーケーションの作法】地元の友だちからの人とお店のつながり

会社訪問が終わって、パソコン仕事する場所を探すと、
駅にスターバックスがあった。

スタバにはwifiと電源があるので、
スマホを充電しながらパソコンで作業をする。
お店によっては、オンラインミーティングもできるところもある。

九州の熊本。
熊本駅のスタバに入って、ドリップコーヒーを注文した。
持参したタンブラーを差し出して「これに入れてください」。

しばらくして、店員さんがコーヒーを入れて持ってきてくれた。
「このタンブラーいいですね!」

ゴッホの絵がプリントされているタンブラーで、
竹繊維、とうもろこし繊維、樹脂、ポリウレタンでできている、
フタとホルダーがシリコンゴム。
わりとがっしりしたつくりで、エコなのと、置いておくだけでいい感じなので、
ちょっと自慢のものだったから、
「でしょ! ゴッホの絵が描いてあるんです」
とわたしも即応。

「あ、ホントだ! 九谷焼かなと思っていました。
へ〜〜。いいですね〜。
ごゆっくりしてください!」

40代ぐらいの元気のいい女性の店員さんだった。

この店員さんは、けっこうな頻度でお客さんに声をかけている。
注文した飲み物の確認だったり、
売出し中の季節の商品の説明だったり。
そこから、会話のキャッチボールが2、3往復続いて、
お客さんは席についたり、テイクアウトのコーヒーを持って店を出る。

なんか既視感があるなあ、と思ったら、
『ラテに感謝!』
という本に描かれていた、スタバの風景だった。

お客さんとの会話、お店のスタッフとのコミュニケーション。
笑顔と尊敬と感謝。
スタッフ同士がお互いを尊敬し、
お客さんにもスタッフにも、にっこり笑って「ありがとう」。

まさに『ラテに感謝!』にでてくるようなスタバで、
居心地よく、仕事が進んで、あっという間に2時間ぐらいがたっていた。

スタバを出て、「肥後よかモン市場」をぶらぶらする。
熊本はまだマンボウ延長中だから、
閉まっている飲食店やアルコールの提供を止めている飲食店があり、
アルコールの提供が「ある」か「ない」か、
統一されたシートで表示してあるから、わかりやすい。
夕方になったし、ちょっと立ち寄りたかったけど……。

夜は、ラグビー仲間のシュウヘイと。
シュウヘイは会社の支店勤めで熊本に来ていて、
お酒の会社なので、夜のお店はシュウヘイの営業担当するところへ。

55歳になって、新しいことにチャレンジしていくこと、
その悩みとか恐怖とかワクワクとかを吐き出させてもらって、
マンボウ中には不謹慎かもしれないぐらい笑って、
お店にいた知り合いを紹介してもらって、
その人たちやお店のマスターや店員さんたちとの会話も弾む。

3軒はしごして、ホテルに帰る。
あの店もこの店も、また熊本に来たら行こう、と思い出しながら。
シュウヘイとの会話の中味は、さっぱり思い出せないけれど。

220315【ワーケーションの作法】地元の友だちからの人とお店のつながり2