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ホスピタリティを学んだ小旅行

熊本のある会社のパーティに参加した。
化粧品でとても有名なブランドを持つ。

5時に釜石を出て、東京を経由して、熊本空港近くのその会社に着いたのが17時近く。ほぼ12時間かかってようやく。

でも、「ようやく」感がぶっ飛んだ。
そもそも移動自体をあまり苦にせずむしろ楽しめる気質ではあるけど、
その会社のホスピタリティはすごかった。

まず、あんなに夢中に食べたのは初めて、っていうくらいの食の満足感。
阿蘇のあか牛、馬肉のヒレ、りんどうポークなどの名物お肉、
伊勢海老、うなぎ、タイとマグロの淡水海水産物、
ノドを潤す工場直送の生ビール。
あああああ……。

丘の上に立つその会社の、ゴルフ場のような広い芝生のお庭。
阿蘇の外輪山が視界いっぱいに広がる景観。
日が暮れかかって篝火に火が入る。
会場のデザインからして満足度が高い。

さらには、料理を調理するのは社食の社員スタッフ、
調理、提供、片付け、すべてに目配りと笑顔。
丁寧に対応してくれて、心地よく過ごせる。
温かく迎え入れてくれてるなあ、と思ったのは、
振り返ってみると、会場での接客だけではなかった。
それは受付から始まっていた。
いや、空港でのお出迎えからだった(東京からけっこう来ていた)。
いやいや、数日前のリマインドメールからだ。
まだまだ暑いからノーネクタイでけっこうです、
芝生の会場なのでかかとの低い履物がいいですよ、
とか。
1000人近い招待客にリマインドを送るのは、
日頃の業務の延長線上にあるんだろうとは思うけれども、
じゃあ自分たちはどうか、と身を振り返る。

リーダーシップの研修をしているが、
ホスピタリティは十分か。
コンテンツには満足していただいているが、
それは毎回のゲスト講師たちの力であり、
自分たち運営サイドの努力はまだまだなのではないか。
事前の連絡、当日の会場のデザイン、事後のフォロー。
コミュニケーションとファシリテーションは、受講生に満足と安心感を提供しているだろうか。

リーダーシップとホスピタリティ、っていうことを考えさせられた、
岩手から熊本への旅だった。

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