チャイナスピード

グループで講演・視察で成都の学校を回ってる。
面白いのは、どの学校でも、
スタッフのオン・オフの仕方だ。
自分の仕事じゃなくなった瞬間、
別のことを始める。

講演が始まれば、スタッフの仕事はなくなる。
すると、それぞれスマホがフル活動、
電話をかける、会場を出ていったり入ってきたり、
ほかのスタッフに耳打ちする、などなど。

声はひそめるものの、行為自体は堂々と。
ミーティングでも同じ。
相手や同僚に失礼なので、
集中しているふりをして何もしない、
集中する必要ないけど何もしない、
じっと座っている、じっと立っている。

ということがない。

中国人とビジネスをすると、
意思決定と実行のスピードがハンパない。
時機を見てとか根回しをしてとか、しない。
根回しはするが、効果バツグンの根回し。
それでいて、相手の心に刺さるおもてなしもする。

発言の必要のない会議にでて、
やることのないイベントにでて、
一日1時間でも2時間でも、
仕事が止まっているのが日本のビジネスだとすると、
そりゃかなわないなと思う。

ほかの人の講演につきあい着席しながら、
スタッフを見てて、そうかと思った。
チャイナスピードは、スタッフ一人ひとりに浸透している。