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職場のマネージャーに求められる10の行動

これが欲しかった!!! というのを手に入れた。

「マネージャーに求められる行動と考え方」

リーダーシップの授業とか研修とかやってて、
最近注目しているのは、
マネージャーになる前にマネージャーの資質を身につける、
ということ。

世の中の流れが早くて、ツールとか考え方とか変わりやすく、
それでいて、自分の仕事とマネージャーとしての仕事の両立をしながら、
ちゃんと結果を出す、という離れ業を求められている。

であれば、マネージャーになる前にマネージャーのことわかってないと、
中国いってから中国語を学びましょう、みたいになる。

わたしもいろんな勉強をしてきたから、
それを体系立てて資料つくればいいんだけど、
なにしろインプット好きのアウトプット苦手の性格。

だれかまとめてくれないかな〜、と思っていたら、
『心理的安全性 超入門』
という本が出てた。
著者は『越境学習入門』を書いた伊達洋駆さん。
『心理的安全性のつくりかた』の石井遼介さんと伊達さんとの対談で知った。

マネージャーのなすべき10の行動

「マネージャーに求められる行動と考え方」は、
職場の心理的安全性を高めるためにマネージャーに求められること、である。
でも、心理的安全性がなにかを知らなくても、
これをやっていれば心理的安全性が上がって、
メンバーとの関係性が良くなって、その結果仕事の効率が上がって、
さらにその結果として業績が上がる。

①インクルーシブ・リーダーシップ
→メンバーからの意見を受け入れる
②変革型リーダーシップ
→理想を示す
③パラドキシカル・リーダーシップ
→矛盾を認める、AかBかじゃなくAもBもタイプ
④サーヴァント・リーダーシップ
→利他的、メンバーに寄り添っていく
⑤謙虚なリーダーシップ
→メンバーに助言を求める、対等な関係
⑥LMX(Leader Member EXchange)
→メンバーとの関係の質を高める
⑦被信頼感
→信頼されてるなあ、とメンバーに思ってもらう
⑧文化的理解
→文化的な背景の違いを認める
⑨倫理的リーダーシップ
→誠実かつ公正に
⑩パワーとステイタス
→統制より尊敬によってチームをまとめる

知識・意識・無意識

こうした10の行動を、マネージャーになる前に知って(知識)
意識して行動して(意識)
ルーティン化していくことで自然と身についてくる(無意識)

簡単なことばかりではないけど、
できないことではない。
全部まとめては大変だけど、
少しずつならやっていける。

なにしろ若手の最大の資産は、時間。
時間をかけて知識・意識・無意識に。

『60分でわかる! 心理的安全性 超入門』 伊達洋駆 技術評論社 2023年