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「お金が消えた世界をつくろう」

まともなオトナたちなのに

おかしい人たちと出会った。
「お金が消えた世界をつくろう」ってプロジェクトに賛同した人たち。

プロジェクト立ち上げたのは、熊本のサイハテ村のユウキくん。
ユウキくんはアナーキーなサイハテ村コミュニティを、味
わいはそのままで、意味をちゃんともたせた優れたコミュニティ・マネジャー。

その彼が「お金が消えた世界をつくろう」っていうので、
「まあ乗ってみるか、その話に」
と、少なくない額のお金を投げ込んだ人たち。

お金が消えた世界に賛同する、なんていいうから、
ヒッピーな人たちが集まってるのかと思って昨日、
誘われた飲み会に参加したら、
みんなまともなオトナたちだった。

お金が消える?

実際には、お金は消えない。
ちゃんと資本主義な社会は続く。
だけど、その社会だけじゃなく、
GIVEで成り立っている社会もあったほうがいい。

電気も使う、ガスも水も使う、電車にもバスにも乗る、
そのときにはちゃんと、お金を払う。
そのための仕事はするし、お金は稼ぐ。

もう一方で、お金やなにかでTAKEすることが多い社会じゃなく、
あいつにGIVE、こいつにGIVEして、
あいつからGIVEされて、こいつからGIVEされる社会が、
パラレルにあったほうがいい。

AかBかではなく、
AもBも、という心理的柔軟性はあったほうがいい。

おかしなオトナたち

そういうことがちゃんとわかっているオトナたちが、
「お金が消えた世界」という箱庭をつくる庭師として、
資本主義的な新宿に集まって、
飲み放題食い放題2時間で一人3000円というグローバル経済のカラクリの恩恵を受けながら、
初対面なのにいきなり友だちになって笑いあって、楽しかった。