ハフポス竹下さん

じつは何も選んでない

朝渋ネタ。
ハフィントンポストの編集長竹下隆一郎さんの
「内向的な人のための スタンフォード流ピンポイント人脈術」

そのプレゼンテーションの中で
「世の中自由すぎて、辛くないですか?」
と問いかけた。

自由すぎるか?

「どれを選んでも『正解』、何を選んでも『正解』でしょ?」
「すべて『正解』なんです」

唯一の正解がない時代、といわれてきた。
経済の高度成長が終わり、
倣うべきお手本がなくなって、
昨日より今日、今日より明日が確実に豊かになることはなく、
豊か、ということすらいくつもの豊かさがある。

多様性で不確実性の高い世の中。

唯一の正解がない、ということは、
すべてが正解、ということか。
なるほど。

すべてが正解、ということは、
「イマ、ココ、ワタシ」でいいんだということは
変化はいらない、いまのままでいい、っていうことになる。
若者の自民党支持が高いまま、っていうことになる。

すべてが正解、ということは、
「じっくり考えて、じっくり選択する、ってことしないですよね?」
と竹下隆一郎さんはいう。

選択しているようで、じつは選択していない。
目の前にあるもの、目の前にあらわれたもの、
頭に浮かんだこと、人から勧められたこと、
Amazonが勧めたこと、Googleが勧めたこと、
に従っているだけかもしれない。

わたしたちはじつは、何も選択していない。