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『ブギウギ』でもやってた産後ケア

NHKの朝ドラ『ブギウギ』観てたら、
子どもを産んだばかりのスズ子(笠置シズ子)のところに、
作曲家の鳥羽センセイ(服部良一)の奥さんがやってきて、
スズ子の代わりに赤ちゃんの世話をしたり食事をつくったり、
その間にスズ子はしばらくの睡眠、
起きたら出来上がっているごはんを食べて「おいしい!」。

これって産後ケア! と思った。

産後ケアの「まんまるぎゅっと」を見学。
個室が5部屋あり、
子どもを見守ってもらっている間にお昼寝、
足湯も、マッサージも、骨盤ケアも、
おにぎりとお味噌汁の食事もできる。

チラシにはこう書いてある。

みんなでゆったりおしゃべりしたり、
個別でじっくり相談したり……
心ゆくまで過ごしてください♪

利用の仕方、利用の目的はひとそれぞれ。
この日の利用者は4人、
えりなさん(お子さん3ヶ月)は、
お母さんたちとの情報シェア。
「月齢はまちまち、上の子もいるお母さんたちとのおしゃべりや、
個室での睡眠には心身ともに助けられています」

さおりさん(10ヶ月)は、悩みの相談。
「初めての子ですから、離乳食とか夜泣きとか、
子どもとの接し方とか」
パートナーさんの転勤で釜石に来て、
里帰り出産して釜石で育児。
周りに話ができる人が少ないから、
「相談できてありがたいし、気分転換になります」

まよさん(9ヶ月)も目的は相談だったが、
5歳の子もいるために基本的なことはわかってるけれども、
「自分とは違った視点からアドバイスがもらえます」
たとえば、あまり離乳食を食べてくれないのはなぜ?
と思っていたら、
「よく食べてるほうだ、って。安心しました」
子どもを遊ばせてもらいながら、
助産師さんやほかのお母さんたちとのおしゃべりが、
気分を軽くしてくれるらしい。

ひろかさん(6ヶ月)は悩みなし! おしゃべり目的!
「子どもと二人でいると息が詰まるときがあるし、
夫が仕事から帰ってくるまで、一日中誰とも話をしないこともあります。
社会から取り残された感じしますよね」
まんまるぎゅっとにきておしゃべりすると、
「あ〜社会にいるなあ、って気がします」

たたみの部屋でゆっくりと

「悩みなし」「人それぞれ」と書いたが、4人に共通の不満はある。
それは、何回も利用したいのに、月に1回だけ、
しかも予約はすぐに埋まって、キャンセル待ちになってしまうこと。

「まんまるぎゅっと」は毎月一回。
ほかにはヨガとサロンもそれぞれ月イチで実施されている。

足湯だけじゃなくて、ゆっくりとお風呂に入れるといいなあ、とか、
デイケアだけじゃなくて、お泊りもできればいいのに、とか。

釜石でお産ができないのなら、
釜石での産後のケアは充実この上ないようにしていきたい。