集団浅慮=グループシンク
60分のミーティング、90分のミーティングが
いつもにも増して、濃厚な内容になった。
参加者は7人、
4人がSA、1人がいつも手伝ってくれる1年生、
2人が初めてだけど、早稲田祭での模擬授業でがんばった学生。
初日は60分×2、
2日目は90分+50分。
ベンチャー企業やスタートアップ企業が
合宿をやる効果や意義を言及するように、
今回のSA合宿でも、メンバー間の腹合わせができた、と思う。
いつものメンバーは、より深い理解を、
初めてのメンバーとは、より仲良くなった。
新しいメンバーを入れてのがすごくよかった。
いつものSA4人だと、慣れているぶんだけ
同質性の弊害がでたかもしれない。
つまり、心理学者のアーヴィング・ジャニスが指摘している、
「同質性の高い人たちが集まると、
意思決定のクオリティが著しく低下する傾向にある」
ようになることだ。
ジャニスは、ピックス湾事件やベトナム戦争などの
「非常に聡明な人々が集まって、
極めて貧弱な意思決定をしてしまった」
事例をあげて、
「集団浅慮=グループシンク」
と名付けている。
(山口周『独学の技法』)
新しいメンバーによって、
受講生視線が確保できたのもよかった。
女性が多かった(7人中4人)のと、
1年生がいたことで、
お酒は用意しなかった。
飲みたい人は自分で用意する、スタイルにした。
だから、夕食でわたしともう一人だけが日本酒を、
あとは飲み会なし。
わたしは部屋飲み、
学生たちはボードゲームしながら、
恋バナやらもろもろで深夜まで盛り上がったらしい。
酒で失敗することはよくあるし、
わたし自身、二日酔いになって2日目にムリをすることが多い。
参加する人数と目的にもよるが、
飲み会なし、はとても良い。
反省点は、ふたつ。
ひとつは、あいさつ。
セミナーハウスを利用するほかのゼミの学生、教員に対して、
お互いにあいさつしない、ということがあった。
あいさつはきちんとしないと。
そして、時間を守る。
ミーティング、食事の開始時間、
行きの電車の乗り遅れ、というのもあった。
そのあたりも、今後の課題だ。