見出し画像

出来ない原因から変えて楽になったこと


彼にとっては当たり前ではなかったもの

小さい頃は一緒に楽しんだり、親も仕上げ磨きをすることで歯磨き問題を乗り切ってきた。小学校2年生までは根気強く仕上げ磨きもしていたし、歯医者も3ヶ月ごとの定期検診は通っていた。その後、定期検診は間はあけど通い続けているが、彼の日常生活に「歯磨き」はとてつもなく興味もなければやらなかったらやらないでいいものだったようで。そもそもきれいで気持ちいい!という一緒の感覚は求めてはいけない。(とは言いつつ、幼少期は磨いて綺麗になったね〜とか、声かけてたし、歯磨きや虫歯の絵本も読み聞かせたなぁ。)中3になった今でもただただ、淡々と朝晩の声掛けを続けている。声掛けてもしないこともしばしば。声掛け忘れればほとんどの確率で確立で磨かずに登校していくの
日常生活でやらなければならない歯磨きも彼にとっては当たり前にこなしていけるものではないらしい。


そもそも何故苦手なのかを考えてみる

親からしたら子育てで結構な頻度でぶち当たる歯磨き問題。赤ちゃん〜幼児の仕上げ磨きやイヤイヤ期のはがいじめにしながらも磨くあの格闘時間。笑
赤ちゃんの時ヨダレの量が凄すぎてそれはそれで悩んだり、指しゃぶりで歯並びを心配したり・・・虫歯になりやすい飲み物やおやつは避けたり食事にも気を使ってきた。
今思い返しても子育て本を見ながら親やママ友たちに話しては色々手探りで向き合ってきた第一子の子育て。
定型発達の子は徐々に日常生活の一部として馴染んでくる歯磨きも息子は今になっても言われればしょうがなくやる程度。
そもそも何故そうなってしまうのか。親としては事あるごとに考えて、その原因を少しでも取り除こうと工夫したりする日々でした。

①綺麗になった感覚がイマイチわからない。
おそらく皮膚などもそうですが汚れ、暑さ、寒さなどを感じるのが鈍感なので歯磨きをした爽快感などは他の人より感じにくいようです。
②歯磨きしなくても生活していける。
歯磨きしたって得なことないし。っていう考えも持ち合わせています。笑
③歯磨きの際しなければならない細かで場所によって変える不規則な動きが苦手。
特性上、手先が不器用な部分があるので他の人より上手く磨けないということがあります。


原因から工夫して良かったこと

①②について。
自分と似たような感覚は持ち合わせてないのでとにかく以前と変わらず毎日の「歯を磨こうね〜」という声掛けは続けています。
よって、しなければならないこととして頭ではだいぶ定着してきてるようです。(願いも込めて笑)
虫歯になったら困る、どうなるかということを言葉で言っても普通で想像できないのでテレビなどでたまたまやってる街中の歯がないおじさんなどが出た時にさりげなく説明する。笑
歯がなくなると〇〇とか食べるの難しくなっちゃうらしいよ〜とか。食べることが好きな息子に損得勘定で興味を繋げていきます。ただ、忘れやすい特性もあるので根気強く声掛けは必須です。
ちなみに無理やり画像や動画をみせるのは無意味でした。興味ないことをいきなり押し付けられるという気持ちだったのでしょう。そこのバランスは非常に難しい。
③については非常にあれこれ悩みましたが最終的に行き着いたのは電動歯ブラシでした。
機械に頼っちゃおう。今思うと全然アリなんですが、当時は手磨きで練習させた方が良いのではないだだろうか・・・とか、習得の機会を親が奪ってしまうのってどうかな?とか真面目に色々悩んだりしました。
でも本人の負担も減らせる、親の声掛けも楽になる、歯の磨き具合も格段に上がる・・・と電動歯ブラシに変えたことで良いことの方が増えました。
歯に当てていくだけで細かな動きは機械がやってくれるのでどのくらいやればいいかは時間を伝えるだけでよくなったし、歯ブラシの力加減も一定なため、ブラシ換えの時期もわかりやすい。最終目標の自立に向けても彼が大人になった時もスケジュールに3ヶ月ごとの交換日を入れて交換さえしてくれれば日常生活に負担なく取り入れそうだなと思うのです。
もし、発達障害育児中で歯磨きに悩んでる方がおられたら一度試してほしいです。


この記事が参加している募集

おすすめガジェット

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?