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発達障害育児母がおすすめするマンガ3選

「正反対のようでどこか似ている・・・」発達障害の多様性を前向きに考えさせられる作品『君と宇宙を歩くために』

初めて読んだ時は衝撃でした。発達障害をテーマにした漫画はどこか重たく読み終えた後、ずっしりした気分になることも多い中、こちらの漫画はとにかく読みやすい。ヤンキーの主人公、小林くんと転校生宇野くん。正反対の雰囲気、性格の2人だけどどこか似ている、そしてどちらも生きづらさを抱え生きている。二人の距離が近くなるにつれ、プラスの作用が生じ、お互いの生活に小さな変化が・・・。2人を取り巻く周りの家族や友人の行動や発言も考えさせられる場面ばかりでとても勉強になります。とにかく読み終わった後、感動と爽快感がやってきて前向きな気持ちになれる、そんな作品です。個人的には2巻が待ち遠しすぎる作品です。


自閉症スペクトラムと軽度知的障害の主人公の出来ないことへの努力や向き合い方、それを理解しようとする人の温かさに触れることのできる作品『初恋、ざらり』

恋愛漫画ですが、発達障害や知的障害が抱える重たいテーマもたくさん取り上げられていると思います。昨年はドラマもありましたね。漫画の世界をすごく丁寧に描いていてドラマもとても良かったです。
発達障害ってなんだろう、どうしてあの人はこんなことが出来ないんだろう、とか仕事で感じてる人には是非触れてほしい作品です。特性の強弱はあるけど、違う目線で相手と向き合うきっかけになりそうな作品です。
物の見方や感覚、言葉の受け取り方、性的な問題。
発達障害の人と関わる側も向き合い方に悩み苦しみ、トライアンドエラーを繰り返す。逃げ出さず向き合い続ける姿勢も勉強になります。


漫画を読んだ後、本でさらに深掘りできる作品『ケーキの切れない非行少年たち』

タイトルからも想像できるように非常に重たい内容です。誤解しないでもらいたのが非行少年=発達障害という内容の作品ではありません。
ただ、認知能力が低く、自己肯定感が低かったり
頑張りたくても頑張れない、そういった子供たちにどういうふうにサポートしていったら良いか児童精神科医の宮口先生の考えを学べる作品です。
漫画を読んだ後、さらに深掘りできる単行本「ケーキの切れない非行少年たち」、「どうしても頑張れない人たち」もおすすめです。実際に著者が触れた事例を挙げ、複雑なテーマもシンプルかつ明確に書かれています。


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