むるむる

30代デブ営業の30歳からのゆる婚活記録。 2021年に婚活沼から這い出し結婚できた。…

むるむる

30代デブ営業の30歳からのゆる婚活記録。 2021年に婚活沼から這い出し結婚できた。 人生の運を使い果たした気がするな。

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  • おデブだけど婚活行くよ

    ぽっちゃりの向う側へ行ってしまったどすこいな私だけど、一念発起して婚活した記録。

最近の記事

どっちもどっち

婚活の条件を聞かれて、皆さんは何て答えるだろうか。 外見の好み、年収、仕事、人柄、趣味…だいたいこんなところだろうか。 ちなみに私の場合、面白いことが第一条件だった。 今までさんざん面白いことを探して生きてきたようなものだから、自ずとそうなったのか。顔の好みも特にないし、どうせ一緒に過ごすなら面白い人、年上ならなお良しと思っていた。 3度目の婚活パーティは『2年以内に結婚したい方』という、婚パの中でもけっこうガチめのものにした。年代は前回同様30〜40代。これなら出会って付

    • 彼の言葉は呪いのようで

      出会ってからほぼ毎日連絡を欠かさなかった彼。仕事が忙しいことも一緒にいなかった休日の予定も嘘ではなかったけど、たったひとつだけの嘘が致命的だった。既婚を隠して、独身の婚活してた30代女と付き合うなんて。 そんな人でも全く嫌いになれないのは、卑屈根暗自虐女だった私の自己肯定感を高めてくれたことに感謝しているから。 私の見た目は全然良くない。かなり太っているし、そもそも人並みに痩せたって可愛くない顔。恋人といても、一緒に歩くの恥ずかしくないかなぁって、いつも心のどこかで『こん

      • 場数を踏めとのお達し。

        前回参加したお見合いパーティは成功か否か。 結果的には惨敗。カップリングした院生くんとはラインはしていたものの会うこともなく終了した。 いやでも初参加でカップリングしたし、これイケるんじゃない?と謎の追い風を感じていた私は、早速2度目の参加を決めた。前回と同じところのパーティだが、今回は年齢を『30代40代向け』にしてみた。単純に年上が好みだったから。 いざ会場に着いてみると、女性も男性も年相応に落ち着いた雰囲気で、前回より居心地が良かった。 今回もお見合い形式にしたのだが

        • 粉々になるまで奥華子さんを聴く

          切なさや怒りや悲しみの中に澱んでいる時は、それを洗い流すかの勢いでに身も世もなく泣くことにしている。映画や本の時もあるけれど、恋に打ちひしがれている今は、奥華子さんの曲がいい。 悲恋に祝福されし私が数多の失恋ソングで強制涙活を繰り返した末、もうイントロだけでも涙腺が崩壊し出す、ベタであるが至極の3曲を紹介する。 『恋』 この曲はタイトルさながらにメロディも弾き語りでとてもシンプルだが、発表されたのがアルバムの中の一曲ということが信じられないくらいの破壊力を持っている。作詞

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        • おデブだけど婚活行くよ
          6本

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          未だ見ぬ幸せよりも、愚かさに沈んでしまいたい。

          報われない恋すべてを悲恋だとするならば、今回もどうやらそのようだ。 秋の初めに恋人ができ、これが最後の恋になるかなと穏やかに過ごしていた。些細な好奇心と、こんなにすばらしい人が30過ぎて独身フリーのわけがないと、どうしても拭えなかった猜疑心から、よせばいいのにネットの海で彼が既婚者だったという事実を拾ったのが約2週間前のこと。 どうしても事実が受け入れられず、今ではいっそ記憶を消してまだ騙されたままでいたかったとさえ思うほど、彼への気持ちを葬ることができない。気づかなかっ

          未だ見ぬ幸せよりも、愚かさに沈んでしまいたい。

          もやもやパーティの果てに。

          婚活 パーティ 婚活 お見合い 婚活 イベント 婚活 服装 婚活 30代 婚活 ブログ 婚活 疲れた まずは情報収集するぞと意気込んだ私の検索履歴は早々に思い詰めていた。サジェストのままに婚活ブログに迷い込み、始める前から負け試合の様相を呈している。 服装を調べた段階でもう心が折れそうだった。めちゃくちゃデブで普通のパーティに参加していいものか。笑い者になるのがオチではないか。まずブタから人間になってから来いよとか言われてしまうのでは?婚活よりトンカツのがお似

          もやもやパーティの果てに。

          これだからやめられない

          文字にするということは、自分にとって逃避である。 私の婚活もこうして記録しておけば何か(誰か)の役に立つかもしれないし…と始めたこのnoteだが、下書きを保存し、推敲している間に心が軽くなる気がするのだ。 恥ずかしい私の生態や、もやもや消化不良な思い、不安などを文字にして眺めると、どこか物語を読んでいる気がして、こんなこともあるんだなぁなんて冷静になったりする。紛れもなく自分のことなのにね。言い表せないやるせなさにぐちゃぐちゃの時も、それに代わる文字と言葉に変換することで

          これだからやめられない

          愛なんていらねえよ、30歳夏。

          趣味に全てを注いで生きてきた。バンドの動員の為なら西へ東へ遠征、推し俳優の為なら同じ舞台に何度も足を運び、推しキャラの為なら部屋をグッズで埋めつくしたりもした。とことんやっておけば飽きても後悔しないのだ。『あの頃はこんなことしてたんだ、懐かしいなー』なんて笑える性格だと知っていたから。 もちろんそんな時期だって仕事も、いくつかの恋もした。その頃働いていた趣味の延長のようなエンタメ系雑貨屋での恋は、いつかエッセイマンガにしたいくらいおかしかった。恋だと思ってたけど、愛もあった

          愛なんていらねえよ、30歳夏。

          婚活時のスペック

          身長 165cm/体重 85~90Kg 服のサイズ LL~4L 平安顔(一重) 性格としては人見知りはなく、初対面でも会話ができる。婚活したことがある方は共感してもらえるかもしれないが、コミュニケーション能力は時として、婚活で重視されがちな外見やスペックを凌駕することがある。 カジュアルな場を選んでいたので、服装は清潔感と女性らしいふんわりした雰囲気を大事にしていた。平たくいえば顔色をよく見せる色でシンプルなトップス、下はフレアスカート。オフィスカジュアルに近い。

          婚活時のスペック

          30代デブの婚活に夜明けは訪れるか

          やりたい放題やっていた20代。講義もろくに受けずバンドの追っかけに夢中で、バイトの給料は全てCD、チケット、ライブ遠征費用、グッズに消えたが、とても充足した浪費生活。もともと散財すると心が満たされるタイプだったのもある。 そんな無けなしの金を注ぎ込んだ甲斐もあったというもの。そのバンドは才能を見事開花させ、一躍メジャーに成り上がり、アリーナツアーをするようになった。しかし社会人になっていた事もあってか、興味などすっかり失せていた。マイナーバンギャルの典型的な症状『手の届くと

          30代デブの婚活に夜明けは訪れるか