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海外帯同6年、何をしてきたか?

こんにちは、むっぴです。
気まぐれなタイミングでの記事作成ですが、こうして自分の考えや思いを文章化するのは、思考の整理に役立つなと感じています。
(そしてあわよくば、何かどなたかの参考になればという思いもあります。)

前回記事でも触れたのですが、現在我が家は海外駐在6年目に突入し、
いよいよ本帰国が近いかも?という状況で過ごしています。

乳幼児2人を連れて本帰国したとして、どんな生活をしたいだろうか?
そもそも日本で子育てした経験があまりないけれど、
どんな環境で日々過ごすことになるのだろう?

と、考えることや不安に思うことがたくさんあります。

ただ、すぐに再就職を目指すにしても、当面はそうしないにしても、
やってきたことの棚卸しは後々自分のためになると期待して、
今回は帯同開始から今までやってきたことを簡単に振り返りたいと思います。




1. とにかく引っ越し引っ越し引っ越し


駐在帯同と一口に行っても、国により地域により家族構成により、
十人十色の経験であると周囲の友人と話していても感じます。

私はというと、この6年で東南アジアの2カ国に数年ずつ滞在しました。

そして、6年の間に7回引越ししました。

4歳の息子は、これまで既に5つの家に住んでいます。
改めて振り返るととんでもない回数です。

これは単純に国から国へと移る海外引越しのほか、
アジアクオリティな住居の不具合による近場での引越し、
コロナ騒動による一時帰国による仮引越し、
仮住まいアパートの渡り歩き、
そして一時帰国から戻ってくる海外引越し、
契約更新のタイミングでの別コンドミニアムへの引越し、

という様々な理由の集積によるものです。
とはいえ、やたら短期間で引っ越しを繰り返すことになった背景には、
コロナ禍に翻弄されたことが大きかったと思います。

引っ越しにかけた労力を思うと、なんとも言えない気持ちになりますね。

しかしこうして引っ越しを繰り返すことで、
その時々に自分たちが重視する住居条件を考える機会ができたり、
住む先々でお気に入りの場所、知り合いや友達ができたり、
将来どこかに定住するとして何を基準に場所を決めたいか?と
夫婦で話し合うきっかけになったりしたので、今思えば良い面もありました。

2. 新居で生活を立ち上げて回すの繰り返し


上記の通り、引越しの回数が多かったので、
数年おきに全く新しい場所に移り住み、毎年のように新しい家に住み、
その都度生活を立ち上げて安定させる必要がありました。

食材を買う場所や日用品購入の店やルーティーンを毎度開拓し、
ご近所に知り合いを作り、さらに何かあったら頼れる友達を作り、
家の中を少しずつ居心地よくして日々それを保つ・・・
というたくさんのTO DOに加えて、

シャワーが故障する、バスタブが割れる、天井に穴が空く、天井から水が漏れてくる、エアコンが壊れる、備え付け洗濯機が壊れる、
などなど日本の生活ではおよそ起こらなさそうなトラブルの嵐と、
それに対して約束通りの時間にやってこない修理屋、かと思えば突然早くきて我が家のトイレを使うエアコンクリーニング業者(?)、、、
と数え上げればキリのない細々した生活ごとに日々対応してきました。

変化や予想外の出来事に対する柔軟なマインドを手に入れたことや、
主張や交渉、必要なクレームを英語で臆せずにできるようになったことは、
これらの経験の賜物かなと思います。

3. 妊娠出産育児、また妊娠出産育児


一ヶ国目、二ヶ国目、それぞれで妊娠と出産を経験し、
それに続く育児に奮闘してきました。

海外(かつ途上国)での第一子出産はとにかく手探りで毎日必死で、
最初の数ヶ月はわけがわからず大変だった記憶でいっぱいです。
育児以外の何かにも取り組もう、と思えたのはかなり時間が経ってからでした。

この時生まれた息子は、その後のコロナ禍の引っ越し三昧の日々を共にしました。
それゆえ当初の想定以上に自宅保育の期間も長くなり、
渦中にいる間はただただ大変に感じていましたが、
じっくり向き合い共に過ごした数年間は今振り返ると尊い日々でした。

第二子の娘の出産は、やはり経験がものを言い精神的にかなり楽でした。
とはいえ、第一子である息子はすでに幼稚園に通っていたのですが、
よく泣く娘が生まれて日々のストレスが増え、
子どもが二人になり単純にタスクも増え、再び自分の時間が失われました。

※最近になってようやく、娘が安定して昼寝するようになったので、
こうして自分の時間を使って勉強したり考えたりできるようになりました!

やはり妊娠も出産も体に相当な負担がかかる上、育児はどうしても大変です。
結局のところ、この育児関連の出来事と取り組みが、
私の帯同期間の中でかなり大きなウェイトを占めていると思います。

育児から学んだことや鍛えられた部分は多々ありますが、
なかなか自分主体のチャレンジや自己研鑽はできなかったなという気持ちです。

4. 合間に続けてきた勉強など


最後に、上3つの合間を縫うように細々とやってきたことです。

もっと早く自分の方向性を定めて、隙間時間を上手に使って、
例えば難易度の高い資格取得などを目指せば良かったと思う反面、
新しいことや目の前のことに精一杯という期間が断続的に続く中で
その時その時できることをやってきたはずだと自分に言い聞かせています。

① 英語

・一ヶ国目の語学学校で勉強し、大学の短期コースに入学。
・英検一級を取得。
・その後、方向性に悩みながらも実務翻訳を継続して勉強中・・・。

② 少しだけ手を出してみたこと

・日本語講師の通信講座を受講。(結局未修了)
・それぞれの国で現地語の教室に通う。(趣味程度)
・フォトショップなどのWebデザイン講座を短期受講。(基礎のみ)
・期間限定のボランティア活動に参加。

英語の勉強だけは一貫して細々と続けてきましたが、
それ以外は見事に一貫性や継続性がないのがよくわかります。

それでも、いつかは終わる帯同生活なので、将来の自分のためにと
色々な可能性を試して模索する数年だったなと思います。

5. 自分なりに頑張ってきた、と自分で思いたい


同じように帯同中でも、現地就労している方、資格を取得する方、
周りを巻き込んで活躍している方は数え切れないほどおり、
自分と比べて焦ったり落ち込んだりすることも多々あります。

でも、私もただただ数年間を無駄にしたわけではなかったはず。
経験した一つ一つの小さなことがいつかどこかで繋がって、
あの日々も無駄ではなかったと思える時が来るように、
地道な努力やチャンス探しを続けていきたいと思っています。


今回もかなり自己満足の内容になってしまいましたが。。
ここまで読んでくださった方がいらっしゃったら、ありがとうございます。

noteには様々な立場の方の色々な経験や思いが綴られているので、
とても興味深くあれこれ読んで参考にしています。 

次は、海外引越しや海外育児のことも経験や考えたことを元に
記事にしてみたいと思います。

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