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チャールズ・チャップリンから学ぶ。

チャールズ・チャップリンは『喜劇王』の異名をもつサイレント映画時代のスーパースターだ。孤児院や貧民院を転々として幼少期を過ごした過去を持つ。少し調べるだけで、彼の人生は波乱に満ちた人生だったのであろうと色々想像してしまう。(妄想癖発揮)

先日、ラジオを聴いていたらそんなチャールズ・チャップリンの名言が紹介されていた。

『人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇である』

もう、私の心にささりまくり。まさにそういった時期が私にもあった。

私が夫と結婚した当時、夫はお母様(私からみると姑)とかなり険悪であった。ある時は、顔を合わせれば言い合いが始まり、またある時は、お互いを拒絶し合う。なんとも壮絶な時期だった。そんなある時、朝早くに夫がお母様に話があるから実家に行くと言った。なんか嫌な予感。心配だったので私も一緒に行くことにした。(この時の私は偉いですね。今の私なら面倒なことに関わりたくないと思い絶対同行しないな。嫁失格!?)

私もお母様からは決して良く思われていない。憎き息子の嫁であるし、他にも色々もめていた。(辛!!)それでも私は何とか二人には折り合いをつけてほしいと思っていた。

いざ、夫の実家到着。現在朝7時30分。夫の顔を見るなり

母『お引き取りください、貴方と話すことは何もない』

とお母様。すごい迫力だ。夫も負けじと

夫『話すまで帰らない。そのために来た』

2人とも一歩も譲らない。と思ったら、お母様がガレージに行き車に乗った。こここここれは!!!お母様、逃亡するのですね!車が発射し始めると、夫は車の進行方向に立ちはだかった(101回目のプロポーズのあの名場面のように!)そして、夫はお母様の運転する車に軽くはねられた。(ドラマではトラックが寸止めだったのに!)走り去るお母様の車。怒りとともに仁王立ちする夫。それを見つめる私。え。夫よ、痛くないの?どんって音してたよ。怒りという感情は色々な感覚を鈍らせてようだ。

私は、人生においてこの日のことは絶対に忘れないと思う。今は、こんな文章にしてしまうほどの過去のエピソード、人生のスパイス程度(!?
)にしか思っていないが、当時はかなり悩んでいた。私はどう立ち振る舞えばよいのか。当時は田舎暮らしだったのでご近所さんの目も気になった。結婚したばかりで、ご近所関係がわからない、周りに知っている人もいない、友人にも恥ずかしくて夫と姑の関係を相談できなかった。自分の親になんて、口が裂けても言えない。余計な心配をかけるだけだ。結婚をしたことを後悔してもいた。結婚って幸せになるものではない。と新婚早々に理解した。人生はいばらの道なのだ。


さて、チャップリンの言葉を思い出そう。

『人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇である』

とても励まされる言葉だ。当時の私もこの言葉を知っていたら、、、と思うが、本当に大変な時は言葉が身に入ってこない。この言葉が一番しっくりくるのは、自分が歩いてきたいばらの道を振り返る時なのだなと思った。悲劇を経験した人だけが楽しめる喜劇だ!!そうなのですよね!?チャップリン様!!

チャップリン氏はかなりイケメンだ。



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