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謎の切断巨石「アル・ナスラーの岩」/山口直樹
近年、サウジアラビアの巨大なオアシスで発見された、約4000年前の割れた巨岩。不可思議なことに、レーザーを用いて切られたような形状である。かつて栄えた超文明の遺物である可能性が浮上し、考古学者たちの注目を集めている。
◉超古代文明の遺産◉ 文=山口直樹
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レーザーで切断されたような巨石
最近SNSで紹介され、インターネット上で「オーパーツかもしれない」と一躍注目を集めるようになった不思議な巨岩が、サウジアラビアにある。
“アル・ナスラーの岩”と呼ばれるその巨岩は、同国北西部、タブーク州にある大規模なオアシス、タイマの南50キロの砂漠に、少なくとも4000年前から鎮座しているという。
高さ9メートル、幅7・6メートルもの巨岩が1個だけポツンとあるのも神秘的だが、驚いたことに、当時の技術では不可能な精度で左右に真っぷたつに分断されているのだ。
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