見出し画像

湖が赤く染まり、海が青く光る! 世界各地で黙示録のような光景が連続!/遠野そら・MYSTERY PRESS

古来、意のままにならない天候や自然現象は、神の意思の具現化として畏れられてきた。世界各地で同時期に報告された海と空の異常は、何らかのメッセージなのだろうか……!?

 文=遠野そら

赤く染まる湖、青く光る海

ーー第三の天使が、その鉢の中身を川と水の源に注ぐと、水は血になった(「ヨハネの黙示録」第16章4節)。

「突然、湖の色が赤く変わったんだ!」
 そう語るのは、メキシコ・ケレタロ州にある村の住人たちだ。人口約3700人のこの村では、古くから湖の水を農業や家畜の世話などに利用してきたが、このような現象は今まで一度もなかったと語る。また湖の水の色が変わる前日には、雷でもないのに、轟音を響かせながら空から落ちてきた謎の光を複数の住民が目撃しており、“ヨハネの黙示録16章”が現実になったのではないか、と村人たちに不安の色が広がっている。
 湖の水が突如変色した起因については、水質調査の結果から、塩分濃度と何か関係があるのではないか、と推測されているが、はっきりとした原因はいまだ不明だということだ。

 同じく”赤い水”でいえば、アメリカ・カリフォルニア州のニューポートビーチ沿岸で、赤潮が発生し、夜には波打ち際の海面が青く光る現象が起きている。これは夜光虫という渦鞭毛藻(うずべんもうそう)の一種が引き起こしている現象だが、波打ち際が光る光景はとても幻想的で見物客が後を絶たないというという。
 地元の「EAST BAY TIMES」紙によると、この地域で赤潮が発生することは非常に珍しく、海面が青く光る現象については、海の環境、新月、赤潮、すべての生態系の環境が一度に結集した稀な現象だと報じている。また発生から2週間が経過した現在でも周囲約40㎞の範囲で目撃されているそうだ。

赤い竜巻の中からUFOが飛来!?

 メキシコ、アメリカでの奇妙な現象を紹介してきたが、イギリス・ケンブリッジでは、真っ赤な炎に包まれた物体が落下したと話題になっている。
「絶対に隕石や流れ星ではありません」
 そう断言するのは、ケンブリッジ在住のゲリーさんだ。ゲリーさんは夜8時頃、赤く燃え上がる物体が、10~20分ほどかけてゆっくりと空から螺旋状に降下してくるのを目撃したという。撮影された画像には、大きな竜巻状の雲のようなものが、落下ルートを表すかのように映っているが、どのような物体かは不明である。
 ゲリーさんによると、物体は遠くにある森のほうから見えなくなったと証言しており、落下地点の特定は難しそうだ。イギリス『METRO』紙によると、被害の報告等はなく、落下物の正体は謎だという。

 立て続けに海や空で不思議な現象が起きているが、これらはいったい何を意味しているのだろうか? 人類はまだまだ自然現象の一端すら把握していないと思わされる。


★「ムー」本誌の特集やオリジナル記事が読めるウェブマガジン「ムーCLUB」(月額900円)の購読はこちらから。


ネットの海からあなたの端末へ「ムー」をお届け。フォローやマガジン購読、サポートで、より深い”ムー民”体験を!