見出し画像

「あなたの知らない世界」へ突入する”逆アセンション”2020/和嶋慎治・神々の椅子

人間椅子・和嶋慎治氏による、楽曲解説連載、題して「神々の椅子」! 読めば楽曲世界の背景がくっきりと、またはさらに複雑に体験できるだろう。今回は、だれも予想していなかった状況が続く世界を思って……「あなたの知らない世界」をBGMにお楽しみください。

文=和嶋慎治(人間椅子)

第1回はこちら

画像1

あるはずがない気がしたTOKYO2020

 コロナ禍の中、皆さまいかがお過ごしでしょうか。いつ収束するのか、世界はいったいどうなっていくのか、いずれも気になるところだと思います。今回は素人のオカルト好きの見地から、今後の世界について、つれづれなるままに述べていくつもりです。いわば飲み屋でオカルトマニアが酔っぱらった勢いで語る、一方的なお喋りのようなものだと思ってください。はなはだ無責任になりますこと、ご不快に思われる部分があるやもしれぬこと、どうかご了承を。

 まずコロナで来年に延期の決まったオリンピック。延期? まだ開催する体でいるオリンピックですが、よもやそれを信じているムー民はおられますまい。いや、ムー民でなくとも、世界中の人がオリンピックどころではないはずです。2020年7月前半の時点で、世界のコロナ感染者数は1200万人以上、死者55万人。国別ではアジア、ヨーロッパは横ばいですが、恐ろしい右肩上がりを見せている米国が感染者300万人強、ブラジル175万人、ロシア70万人、ここに来て急激な追い上げのインドが76万人。昨年末に発生して、現時点でこの状況です、寒くなればウイルスはまた活性化するでしょうから、オリンピック開催はまず無理でしょう。
 オリンピック中止に関しては、『AKIRA』で予言されていたとか、松原照子さんが「ない!」とはっきりおっしゃったとか、いろいろあります。僕は松原さんのような才能はありませんが、「ない」とは思っていました。昨年あたりから街のいたるところで見かけるようになっていた東京オリンピックの看板、僕はそれを見る度に、なぜやるはずのないイベントの広告を出しているんだろう、と小首をかしげたくなるような、茶番を見ているような、不思議な感覚にとらわれていました。中止になる理由はさっぱり分かりませんでしたが…。

 近代オリンピックの始まったのが産業革命以降ですから、何かそこに強大な力が働いていると見るのは間違いではないでしょう。そしてまた、スポーツ観戦による大衆の奴隷化推進は、3S政策を見るまでもなく、ローマ時代から行なわれていたことです(コロッセウム等)。陰謀論的にいうなら、この度のコロナ禍、オリンピックの中止(ひとまず延期)、すべて出来レースのシナリオがあるのかもしれません。いや、どこでどうして誰が儲かってとか、そんな仕組みは僕には分かりませんよ…。

アナンド君の予言

ここから先は

2,466字
この記事のみ ¥ 200
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

ネットの海からあなたの端末へ「ムー」をお届け。フォローやマガジン購読、サポートで、より深い”ムー民”体験を!