筆跡には性格、願望、行動パターンが表れる! えり子先生の「筆跡タイポロジー」/辛酸なめ子・魂活巡業
ふとしたきっかけから筆跡についての学びを深め、今やその道のプロとして活躍するえり子氏。企業の人事を10年以上担当し、履歴書の筆跡をもとに、面接での質問事項を決めることも。社員研修に参加すると、自分の適性を知りたい社員が、えり子氏の前に列をつくるという……。
文・漫画=辛酸なめ子
辛酸なめ子 漫画家、コラムニスト。次元上昇に必要なマイレージを貯めるべく、日々研鑽を積む。)がある。
今回お邪魔したのは…
えり子/筆跡タイポロジーマスターアナリスト。企業の人事担当として12年のキャリアを持ち、筆跡診断を採用に活用している。事業や職種ごとに、活躍する人材の傾向を分析し、個々の特性を見抜くことを得意とする。
口で何といおうが、筆跡に本性が表れる
筆跡でここまでわかってしまうとは……。企業の人事部で数多の履歴書や解答用紙を見てきた、筆跡タイポロジーマスターアナリストのえり子先生に取材いたしました。
「筆跡から性格、願望、行動パターンが見えてきます」
霊感を使うとかではなく、たくさん実例を見ることで診断できるようになるとか。ただ、勘が鋭い先生は、筆跡を学ぶ前から、よい字とイヤな字が、なんとなくわかっていたそうで、それを明確に言語化するために筆跡タイポロジーの知識を身につけたとのこと。
「たとえば、思いの強さは筆圧に表れます。筆圧が高い人はパワフルですが、反面、執着心が強いのです。感情表現は払いに出ます。払いが長い人は感動しやすく、短い人は我慢してストレスをためがち。そして、責任感はハネに出ます。ハネがしっかりしている字の人は、根性があります。ハネがない人は無責任になりがちですね」
自分の字と照らし合わせても納得です。ところで、頭がよいけれど字が汚い人という人が、たまにいますが……。
「頭のよい人が、雑な字を書く例もあります。頭の回転に、字を書くスピードがついていかないんでしょうね。ただ、履歴書の字まで汚い場合は、頭がよい人の傲慢さの表れです」
たしかに……。結局、性格が出てしまうんですね。ほかに、性格的に難のありそうな筆跡を教えていただきました。
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