推しに罪はなく、罪深いのは自分の方だった 169-20230706

10分間日記


昨日、推しとファンが共犯関係って書きましたが、あれはたぶん誤解です。共犯関係なのは、ファンとプロダクションですね。アイドル等の推される対象は、その中で踊っている(文字通り)だけなのかもしれません。

売れることに対するコミットであるというのは、そのとおりだと思っています。それは欲望にドライブされた行為であって、僕はこのことに対して少し違和感を持っているんですよね。

アイドルなどの有名人そのものではなく、プロダクションそのものを応援する「箱推し」という行為も存在します。この箱推しについては、個人的にはさらによくわかりません。何をみているんだろうか。

夢を見せてくれる魔法の箱に、心を受け渡してしまっていいんだろうかみたいな感じがあります。それはそれで、いいという人もいるかもしれませんが。

その場合においても、関係性は明白です。すなわち、プロダクションと経済的な共犯関係が築かれてしまっているということじゃないかな、なんて個人的には感じてしまっています。アイドルは主に若い男性や女性が多いですが、その対象を消費するという行為に、知ってか知らずか、加担してしまっているんじゃないか。

視点を少し変えて、推される側から見ると、プロダクションと契約し、ファンから推されるために、厳しいレッスンなどの努力を一生懸命する。そういう姿をファンは感じ取って、より推し活に力が入ってくる。お金が落ちてくる。応援してくれる人が増えれば、メディアでも露出が増えて、収入も増える。

しかし、それと同時にプロダクションも成功していきます。そして、ファンはそのぶん、物販やライブに行くなどでお金を使っていくたびに、推しの存在感を確かに自分のものとしていくのではないかと。なんだか、ちょっと悲しくなってきました。

僕自身、お相撲が好きで、お相撲にもタニマチや後援会という個人を応援できるシステムがあったり、グッズを買ったりすれば相撲協会、つまり大相撲にとってのプロダクションや、各所属の部屋が儲かっていくという仕組みです。アイドルとそんなに違わないかもしれない。

やっぱり、しっくりこない関係性です。裏で糸を引いている人が誰か、とか、そういうオトナの事情みたいなものを背後に感じてしまうからなのかもしれません。もしくは、僕の他者に対する感情が、昔よりも成熟したからそういうふうに思うのかもしれません。

思春期の頃だったら、全然違う感じ方だったかも。好きな人が全世界みたいな時期もあった。だから、ここまで書いておいてアレなのですが、僕はこのことに対して何か物言いできる立場ではない人間なんだ、という実感だけが残ってます。

おわりです。何もかも。


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以下はそのままにしておきます。
■目的

制限時間内に自由に書き、自分流のスタイルを磨き続ける。

□目標
1. 自分にできる範囲で、1日ひと笑い取りに行く。(365回目まで)
2. 8分間で少なくとも700文字程度、書けるようになる。(365回目まで)
3. 起承転結を明確にしてから、文章を書く。(365回まで)

<ガイドライン>
・本文は、メインテーマを設定し、合計10分間の日記とする。
(内訳:8分記入、2分見直し)
・タイトルは、可能な限りメインテーマとリンクさせる。
・見出し画像は、タイトルからAIで画像生成したものを使う。
・見出しは「10分間日記」、「今日のBGMコーナー」、「今日の気になったニュース」「今日のAI画像生成呪文」の4つ
・気になったニュースは、タイトルと配信元、配信日を付記。リンクを貼る。3行以内で要点(事実ベース)を箇条書きにしておく。コメントがあればカッコ書きで追記する。
・2、3行くらい書いたら、適当な位置で改行を入れる。
・訂正したい内容があるときは、別の日に訂正する。



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