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「偉くなりたい」と思わなくなったのはいつからだろう

はじめに

むぎの部屋へようこそ。
ここでは私自身の過去、
日々の生活から得た学びを
お届けしています。
何か一つでも
持って帰ってもらえたら嬉しいです。

「偉くなりたい」
漠然とそう思っていた
社会人一年目のあの頃。

しかし今は全く価値を
見出せなくなってしまった。

むしろ「偉くなりたくない」
とすら思うようになった。

そんな心境の変化を捉えつつ、
「偉くなる」ことについて
いろいろ書いてみたいと思います。

「偉くなる」ってなんだろう

「偉くなる」というと、
一般的には会社や組織内で
ある特別な地位が与えられること
だと解釈しています。

日本企業で言えば当然その地位によって
報酬が増減する。
そして一度上がってしまえば
そうそう下がることもない。

みんなよーいどんで
数少ないその座を目指して
出世レースなんてものが起こる。

昔は私もそこを目指して
レースに参加していた1人でした。

しかし、一緒に働く当時の上司を見て
その希望にはだんだん迷いが生じてきました。

直属の上司を含む管轄内の
いわゆる中間管理職にあたる人たち。

誰1人楽しそうに働いている人って
いなかったんですよね。

明らかな業務過多、それでいて
私たち一般社員と比べてもそこまで
目を見張るような報酬でもない。

部長に関してはプレイヤー時代より
ガクンと給料が下がってしまったと
嘆いている始末です。

この現状を見て誰がそのポジションに
つきたいと願うのだろう。

言い方が悪いですが
「コスパ悪くない?」
と思ってしまいました。

別に業務過多が絶対ダメと
いうつもりはありません。
ただ明らかに報酬の割には
あってないでしょってこと。

そして、
「優秀なプレイヤー」=「管理職もできる」
というのもおかしな話です。
営業と組織マネジメントでは
また違ったスキルが求められます。

それでも役職と給料の結びつきが強い現状では
そうせざるを得なくなってしまっている
のかなとも思います。

もちろん、いざなってみたら
そのポジションにやりがいを感じて
すごく楽しい!
と感じることができていれば
最高なんですけどね。
これならば文句なしですよね。

かつての年功序列が機能していた時代、
その会社に入ってさえしまえば
あとは「いるだけ」で
ある程度の地位が約束される
なんてこともあったみたいで。

もちろん、
入ろうと思って簡単に入れるような
会社ではないのは事実です。

しかし「いるだけ」で地位を与えられてしまう
という現状が後の勘違いおじさん
を大量発生させてしまっている
のも事実です。

これは聞いたことがあるというだけではなく、
一時情報として私が今の仕事で
そこそこ大口のクライアントと
仕事をしていても
感じる割と新鮮な情報です。

正直、こんな人でも
こんな有名企業の役職者になれるんだと
思ってしまったレベルです。

こういう人たちがいざ何かのきっかけで
転職なんかした日には
ヒーヒー言ってるんだろうなと思って
ニコニコ見守っています。

まあ、たまたまそういう人たちに
遭遇してしまっただけで
みんながみんなそんなわけはないと
思うんですけどね。
ポンクラ上層部だけの組織が
そんな長く息が続くわけもないでしょうから。

「肩書」ではなく「実力」が欲しいと思った近頃

こういった経験を踏まえて、
私はある会社で与えられる
ただの「肩書」ではなく
どこに行っても通用する
「実力」が欲しいんだな
ということを自覚しました。

前職のように実力主義の会社で
勝ち取る役職もありますが、
古い体質の会社であればエスカレーター式に
「ついてきてしまう」役職もある。

そんなものはいざ外の世界では
何の役にも立たないわけで、
ただ会社の看板に
守られていただけなんですよね。

そういう意味では、
「実力」だけが自分を守ってくれる
唯一の安心材料とも取れるかなと
考えています。

一回雇ってしまったら
なかなか切り捨てることができないという
この日本の生ぬるい現状がある限りは
今すぐ周りが変わることはありません。

しかし、この事実に気付いた以上、
危機感を持って自己研鑽に励むに
越したことはないと思います。

おわりに

「〇〇社の△△になれた!」
というのは確かにすごいかもしれない。

しかし
賞賛されているのは「あなた」なのか、
その「有名企業の看板」なのか。

結局どんなに立派な肩書きがあろうが、
話してみてこの人アホだなと思ったら
それまでなんですよね。

どうせ役職を持つなら、
実力が伴った上で
「たまたまその会社の役職がついた」

くらいが1番イけてるなと思います。

そもそも人間的に好きな人だったら
役職どうこう関係ないよな
とは思いつつ
多分役職マウントをとってくるような人は
そもそも仲良くはなれない気がする。

だからもう肩書きのために
頑張ろうとは思わないし、
そのために媚び売ってということも
しようとは思えないですね。

会社員がダメだとか
そういうことではありません。

ただ、自分の実力に見合った仕事をして、
それに連動して収入が上がっていくのが
なんだかんだ1番わかりやすいし
合理的だなとは思いましたね。

最後までご覧いただき
ありがとうございました。
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