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出そうとする「個性」に価値はあるのか

はじめに

むぎの部屋へようこそ。
ここでは私自身の過去、
日々の生活から得た学びを
お届けしています。
何か一つでも
持って帰ってもらえたら嬉しいです。

「個性的」と言われるようなものって
どんなものが思い浮かびますか?

この「個性」というものに対して
ちょっと面白いなと感じることを思い浮かんだので
今日は「個性」について
あれこれ書いてみたいと思います。

私たちの個性は潰されてきた

先日Voicyでとある対談を聞いていた時に、
かなり印象的なやり取りが行われていて
激しく共感しました。

世の中で活躍している「面白い人」っていうのは
大抵「狂っている」
そしてこれを「狂犬病」とするのであれば、
日本の義務教育というのは
ある意味「狂犬病ワクチン」だよね

あくまでも私が覚えている範疇ですが、
こんな内容でした。

そうこれこれ!
と聞きながらニヤニヤしちゃいましたよね。

私もこれまでの記事で
度々触れてきていたように、
義務教育の現場では、
「協調性」という言葉を盾に
みんな同じであることを強制させられるような
傾向があると感じています。

みんな同じような髪型、服装、行動
もしそこから外れようものならば
「あいつは輪を乱すやつだ」
として潰される。

こうして「無難」でいることを覚えた人たちは
それを就職活動という場においても
同じリクルートスーツ、同じ髪型で
あることが無言の圧力として求められる

しかし現場では
「もっと個性を出せ」とも言われる。

どうですかね、できそうですか?

これまで当然のように同質性を求められて
育ってきていたのに、あるとき急に
「個性」を求められて
素直に表現しろって言われても
難しくないですか?

思春期を経てある程度自我を
認識するようになると、
個性を求めてあれこれ工夫を
凝らすことになるでしょう。
手っ取り早く個性を発揮できる場所、
それがファッションだと私は考えています。

だから大学なんかに入ると制服から解放されて
みんなそれぞれ好きな格好で
過ごしていますよね。

しかし1日の中ですれ違う人の
服装を観察していると
案外みんな「同じ格好」してんな〜
と思えるんですよね。

「個性的な服」と言われると
「古着」が選択肢に上がってきますよね。

私が通っていた大学は
それこそ古着で有名な街から
近かったこともあり
大学にはいかにもその辺で買ったであろう
いわゆる「個性的」なデザインの
服を着ている人が多かった印象です。

確かにそれぞれの「柄」は個性的です。
しかしみんなそれを
緩めのスラックスにインして
足元はドクターマーチン
というテンプレ化した
着こなししかしていないんですよね。

だから一歩引いて
「特徴的な古着」という解像度にした途端
「無個性」にしか見えなくなるんですよね。

「個性的」なものを身につけることが
=自分の「個性」を表現する
とはどうも結びつかない気がするんですよね。

個性ってなんなんだろう

じゃあ「個性」ってなんなのよ、
という疑問に至るわけですが。

あくまでも私の考えでは、
「出そうとする」のではなく
自分の内から「滲み出てくるもの」
なんじゃないかなと思っています。

だから世の中には一度会っただけなのに
どうしても忘れられない人って
いたりしますよね。

それはショップの店員さんかもしれません。
もしかしたら
近所のおじさんかもしれません。

そしてその人の何が印象に残っているのか。
目に見える体のパーツや服装など
外的なものもあれば、
見た目はただのスーツや制服だけど
すごく話が面白かったりと
何かしら印象に引っ掛かりを
もたらすものがあるはず。

そのきっかけとなるのは
〇〇「なのに」
という構文じゃないでしょうか。

あの人、
普通のサラリーマンみたい
「なのに」
芸人さんみたいに面白い

など、いわゆる固定観念から逸脱した
「意外性」
こそがその人の「個性」として
認識されるのではないでしょうか。

おわりに

「個性」を潰す一番の阻害要因、
それは私が忌み嫌う
「〇〇は〜であるべき」
思考なんじゃないかなと思います。

別にランドセルなんか本人が好きなら
男の子が赤でも女の子が黒でもいいじゃん。

荷物さえ入ればいいんだもん。

おっさんがスカート履いてたっていいじゃん。
股間丸出しで歩いているわけじゃないんだし。

「こうでなければいけない」
という思考は、知らず知らずのうちに
その人の感性やアイデアを
押しつぶしてしまい、
結果的に同質性に溺れた
無難人間というコースを
歩むようになってしまうのでは
ないでしょうか。

別にそれが悪いとは言いません。
ただ、無難である人に
現状を打破する力があるのかと
言われれば疑問です。

世の中を面白くしていっているのは
狂った人。
とするのであれば
もっと狂った人が出てきて欲しいなと
アメリカの起業家なんかをみていると
つくづく感じますよね。

私ももっと狂いたい。(怖い)

最後までご覧いただき
ありがとうございました。
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