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「正義は必ず勝つ」のではなく、「勝った方が正義」という構図

はじめに

おはようございます。
むぎです。

「正義は必ず勝つ」という使い古されているこの言葉。
なんとなく昔から違和感を覚えていました。

特にアニメやドラマに関して言えば
そりゃ物語の体裁上勝ってもらわないと困るだろ。

なんて幼少期からこんな捻くれた思想を持っているのですが、
最近になって、
「正義が勝つ」
のではなく、
「勝った方が正義」
という方がしっくりくるなと感じたことがあったので、
今日は「正義」をテーマに書いていきます。

「正解」が必ずしも「正義」になるとは限らない

「正義」と「悪」
それぞれの定義を
「正しい」「悪い、間違っている」
とするのであれば、
これってかなり曖昧な定義だと思いませんか?
そしてそれが、客観的事実として
「正しい」か「間違っている」という観点においては、
正義というものは必ずしも正しいとは言えないのではないかと思います。

あなたは誰かがこれが正しいと言われて、全てに疑問を持つことなく
「そうだ、それが正しい」
と思ますか?

少なくとも私はそうは思ないんですよね。

例えば、日本では政治家の決めた政策の上で私たちの生活は成り立っていますが、
それらに対して全て納得できていますか?
それでも成立してしまえばそれに従わなければいけない。
法律という客観的にみた「正義」になってしまいます。
だからそれを破ると「悪い」とみなされ罰を受けることになります。

今は政治という大きな枠組みの上で例えましたが、
もっと身近な例で言えば、
芸能人や有名インフルエンサーをはじめとする
「声の大きい人たち」
この人たちの意見に対しても、その人が言うならそうだと脳死で
信じてしまう人たちって残念ながら少なくないんですよね。

以前YouTubeでとあるエンジニアさんの動画を見ていた時に、そのコメント欄で
「これはひろゆきさんがこう言っていたから違います。」
というコメントがついていて、衝撃が走りました。
ネタなんですかね?
だったらいいんですけど本気だとしたら
かなりやばいなと。

実際には、その動画の中でユーチューバーの方がおっしゃっていたことが事実として
「正しい」
と言うのは言うまでもありません。
それでもその人の中では
「あの有名なひろゆきさんの言っていること」
が絶対に正しいと
信じて疑っていないんだろうなと思うと、なんとも言えない気持ちになりました。

というように、とある人の意見が
「正義」として、事実としての「正解」よりも
優先的に捉えられてしまっているという構図が成り立ってしまっているんですよね。

今回の場合は、明らかな事実としての正解がある前提だったので分かりやすいですが、
最初の例の政治のように、客観的に見た場合に絶対的な「正解」が存在しない、
あるいは誰にもわからないというケースの方がむしろ多いのではないかと思います。

そんな時はどう考えたらいいのか、次の章で私の考えを書いてみました。

正しいかどうかではなく…

何が「正解」かがわからない、だから声が大きい人が「正義」としてした発言が
多くの人にとっても「正義」となる。
というのがよくある現状ですが、
誰も正解がわからない、決めようがないことに対して誰かの「正義」が絶対と押し付けることは避けたいですね。
そうしてお互いの正義の主張がぶつかり合った先が「戦争」になります。

そうならないためにはどうするか。

お互いの意見が正しいか間違っているか考えてもキリがない。
だからこそ、
「私はその意見が「好き」「嫌い」か」
だけでいいんじゃないでしょうか。

正解がわからない以上、
誰の意見が正しいのかなんて考えても無駄だという前提のもと、
あなたはそう考えるんだね、でも私はこう思う。
とお互い思えたら無駄な争いは無くなるんだろうなと思います。

もちろん、その「正義」が誰かの「正義」を脅かす、
害を与えるなんてことがあれば
少し話は変わってくると思うのですが、
それでも全否定して打ち負かすことではなく、
お互いに妥協点を見つけて共存する前提がもう少しあってもいいな
とは思いましたね。

おわりに

「正義」というものに対する私の考えを述べてきましたが、
あなたはどう感じましたか?

こればかりは皆さん主張が分かれるところでしょうし、
私の意見を押し付ける必要もありません。
それがまたあなたにとっての「正義」なのでしょうから
私はそれを受け入れます。
ただ私はこういう意見です。
というスタンスでやっていきます。

こうして相手の意見を受け入れることで、
自分にはなかったけどその考えすごくいいね!
と思える部分もあるかもしれないですよね。

今世界で起こっている戦争も、
私が考えているより圧倒的に複雑な問題を抱えていることは言うまでもないですが、
どちらかを打ち負かすのではなく、お互いにとって
どこか落とし所が見つかってくれればいいんですけどね。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう。

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